室蘭住民のブログ

室蘭の住民による、環境系ニュースのアーカイブ。日付が後追いになる場合もあります。リンクフリー。

■【室蘭・廃炉金属】(2018,11)「原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会」について

2019年02月26日 15時52分21秒 | 原発廃炉金属
■「廃炉金属の再利用を監視する市民の会」とは?
会のブログ
https://hairokinzokuwatchers.blogspot.com/
2018年11月 《原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会》を発足しました。(通称:廃炉金属ウォッチャーズ)
2018年3月、日本製鋼所・神戸製鋼所・電気事業連合会による、「原子力発電所等金属廃棄物利用技術開発」事業報告会において、日本製鋼所(以下、日鋼)は、
「 今後、原発廃炉金属(クリアランス金属と称しています)の再利用を進め、それに伴う情報提供等は、通常の金属スクラップと同様にする。」と、結論付けました。これは、
「今後、原発廃炉金属の加工事業を進め、それについての放射線計測や情報提供は一切しません。」
ということに他なりません。
 福島第一原発の事故を受け、また、脱原発の世界の流れからも、今後、東海原発に次いで、廃炉になる原発は増えて行きます。すでに、女川原発も廃炉決定、また、高速増殖炉もんじゅの廃炉金属が室蘭に運ばれる可能性もあります。福島第一原発からの廃炉金属が室蘭に来るという事もあり得ることです。
(原子力規制庁は、本年10月11日にクリアランス制度の基準を見直すため、電気事業各社との意見交換会を開催しています。スピーディに廃炉を進める為に、従来の基準を緩めようという思惑が見て取れます。)
そして、これらの事が、地域住民には何も知らされないまま、進行する事になりかねません。

 日鋼の事業報告会の資料は、放射性物質及び周辺放射線量の測定値数値に心配な部分が多く、この事業がこのまま住民への納得のいく説明、周知がなく、国や企業の好きなように推進されるならば、市民の安全・安心が損なわれる可能性が大です。よって、私達は「情報の公開」と「事業の安全性」「透明性」を求めるために「原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会」(通称:廃炉金属ウォッチャーズ)を立ち上げました。
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■【室蘭・廃炉金属】(2018,10,13)ブログで紹介いただきました

2019年02月23日 16時42分20秒 | 原発廃炉金属
以下、抜粋して転載させていただきます。室蘭に思いを寄せてくださり、ありがとうございます。

https://blog.goo.ne.jp/hitorasiku/d/20181013

室蘭での原発廃炉金属処理に反対する

先日、室蘭の方にお話を聞く機会があり、そこで重大問題が起きていることを知りました。皆さんにもぜひ知っていただきたい問題です。

 茨城県・東海原発の廃炉によって出された放射性物質を含む金属60トンを、日本製鋼所(日鋼)室蘭製作所に運んで加工するというプロジェクトが、市民に一切知らされることなく、極秘で行われたということです。放射性物質が検出され、加工工程で放出されているにもかかわらず、住民への告知は事前説明会ではなく、報告会として事業実施後に行われるというとんでもないものでした。

 このプロジェクトに反対する室蘭市民を中心に作られた市民団体「原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会」の計算によれば、放射性物質は3500万ベクレルも含まれていました。そのうちの9割はトリチウムと炭素14、そしてセシウムですが、これ以外のものも含め、計11種類の放射性物質が含まれていることがわかったのです。ストロンチウム90やプルトニウムなど、きわめて危険なものも含まれていました。

 日鋼は、こうした原発廃炉金属の取扱について、「放射線測定や地元への情報提供等については、通常の金属スクラップと同様の取扱を行っていきます」と説明しています。放射性物質としての特別な扱いはしないと宣言したのです。一般の産業廃棄物同様の扱いとして、焼却炉で燃やし、煙突にもバグフィルターさえ付けないというのですから正気の沙汰とは思えません。

 そもそも、60トンの金属から3500万ベクレルですから1kg当たりでは583ベクレルとなりますが、原子炉等規制法では廃炉によって生じた物質を放射性物質として取り扱わなくてもよいとされる「クリアランスレベル」をあくまでも1kgあたり100ベクレル以下としています。福島原発事故後、除染で出た廃棄物を再利用する場合に限り、1kg当たり8000ベクレルまで再利用を可能とする大改悪が行われましたが、これは福島第1原発事故後のいわゆる「除染特措法」で定められた基準であり、福島第1原発事故で出た除染廃棄物に限っての特例措置です。東海原発の廃炉によって出た金属には除染特措法は適用されず、この水準での放射性物質の環境中への放出は違法行為に問える可能性があります。

 この数値さえ、まともに信頼できるものかどうかはわかりません。汚染数値の分析を担当したのが、神戸製鋼とその子会社コベルコ科研だったからです。神戸製鋼が起こした昨年のデータねつ造事件をご記憶の方も多いと思います。

 とはいえ、相手は遵法精神などひとかけらもない、無法者の原子力ムラです。事実をつかんで追及しても、大人しく法律に従うとは考えられません。電力会社には日本の憲法も法律も及んでいないことが、この間の経過から明らかになりつつあります。政府も裁判所も電力会社の味方です。私たちの味方は私たち自身以外に誰もいませんが、あきらめることなく、情報公開で正確な数値を出させ、100ベクレル以下に抑えるか、こうした汚染金属の処理自体をやめるよう、日鋼に圧力をかけなければなりません。

 同時に、国に対しては総量規制を導入するよう求めるべきでしょう。1kg当たり100ベクレル以下に薄めさえすれば、永遠に放射性物質を環境中に垂れ流し続けられるようなシステムはおかしいと言わなければなりませんが、これは何も放射性物質に限ったことではありません。ダイオキシンなどの汚染物質も、日本には単位重量当たりの濃度規制、つまり、重さ何kg当たり何グラムまで、といった形の規制しかなく、総量でこれ以下、という規制がありません。このため、どのような汚染物質も薄めさえすれば永遠に垂れ流し続けられるシステムになっています。だからこそ政府は今、トリチウム汚染水もこの方法でごまかし、逃げ切ろうとしているのです。汚染物質に対して総量規制を設けないと、日本はいずれ人の住めない場所になってしまうに違いありません。

ーーーーーここまでーーーーー

太字の部分はちょっと違うかな?と思ったので書いておきます。
極秘 ではなく、かなり限定的な情報の流し方だったので事業報告会があまり一般の人に知られなかったと感じています。

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■【室蘭・廃炉金属】(2019,2,20)廃炉金属の再利用を監視する市民の会 陳情書提出(新聞記事あり)

2019年02月22日 11時00分13秒 | 原発廃炉金属
<市民の会より>
会としては今議会に請願書を提出するべく急ぎ準備をしていたのですが、急遽、事情により陳情書の提出となりました。
会員のみなさまへは事情について簡単にお知らせしました。
数名の議員さんや関係者のみなさまに慌しくも
お時間をとっていただき、なんとか提出することができました。
ありがとうございます。次の仕事も時間が迫っています。

当日は、北海道新聞、室蘭民報の記者に来ていただき、
北海道新聞と室蘭民報webに掲載いただきました。
以下に転載します。
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■北海道新聞 2019、2,21(木)
廃炉金属再利用で
情報公開求め陳情

室蘭市議会に市民団体



市民団体「廃炉金属の再利用を監視する市民の会」は20日、情報公開や放射性物質のモニタリング調査義務付けなどを求める陳情書を室蘭市議会に提出した。陳情書では
①廃炉金属搬入時の情報公開と、問い合わせ窓口の設置
②放射性物質のモニタリング調査と第三者機関による同様の調査ー
を求めている。
同会の池弘美共同代表は「無用な心配を防ぐため測定と情報公開が必要不可欠」と話す。
当初は市議会で採択されれば法的拘束力を持つ請願書での提出を目指していた。請願には仕儀の紹介が必要で、一度は紹介を引き受けた議員もいたが、直前に断られたという。
廃炉金属を巡っては、日本製鋼所が2015年度から3ヵ年の国の実証実験に参加。
16年に東海原発から金属廃棄物60トンを室蘭に運び入れ、低レベル放射性廃棄物の処分容器を試作していた。その後、処理は行われていない。(田島工幸)
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■室蘭民報社web  2019/2/21 14:07
廃炉金属の情報開示求め陳情書
室蘭市議会に市民の会提出
https://this.kiji.is/471160548755620961

原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会(池弘美、大倉幸子、椿曜子共同代表)は20日、「原子力発電所廃炉金属の加工再利用事業の情報開示に関する陳情書」を室蘭市議会に提出した。
 同会は廃炉金属を使って加工実験を行った日本製鋼所に、詳しい情報の公開や、問い合わせの窓口設置を求め、昨年11月に発足した。
 この日は共同代表3人が市役所を訪れ、佐賀孝志事務局長に陳情書を手渡した。「環境や健康への影響はないとの実験に関する事業報告があったが、不安は払拭(ふっしょく)されていない」として、情報公開などの対応をしてもらうよう企業への働き掛けを求めた。
 池共同代表は「市は地元企業と信頼関係を築いており、地域住民とつないでいただきたい」と話した。
(林帆南)
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■【投票受付中】(2019,2,10~)Change.org北海道と廃炉金属

2019年02月10日 13時28分06秒 | 原発廃炉金属
こちらの「廃炉金属ウォッチャーズのページ」から転載です。
https://hairokinzokuwatchers.blogspot.com/2019/02/changeorg20192.html
~~~~~~ここから~~~~~~~~
★以下のキャンペーンに賛同をお願いします!「北海道室蘭で原発廃炉金属の再利用のための加工実験が行われたことを知ってほしい。」
http://chng.it/DscDNRRH
知っていただくことに重点をおいています。100名の投票を目指しています。よろしくお願いします。
2019,2,10開始(廃炉金属ウォッチャーズ)
★こちら↑への賛同は広告効果があるだけなのですが、市民の会↓への「会員」登録をいただけると私たちの力になります!会費は無料でお名前も非公表ですので、どうかよろしくお願いします。(会のアドレス→saiensuki@frontier.hokudai.ac.jp)お名前も出していいよという方は「賛同者」となります。
・賛同者、会員数の最新情報
https://hairokinzokuwatchers.blogspot.com/2019/02/20192.html
・発足の経緯
https://hairokinzokuwatchers.blogspot.com/2019/02/blog-post.html
・発足記者会見(2019,2,7)
https://hairokinzokuwatchers.blogspot.com/2019/02/20190207.html
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★Change.orgとは?
「変えたい」気持ちを形に・・・https://www.change.org/about
「世界中のどこにいてもキャンペーンを立ち上げ、賛同を集め、デシジョンメーカーに働きかけることができる」サイトです。
~~~~~~ここまで転載~~~~~~~


■【胆振・漁業】(2019,1,30)ホタテ原因不明の大量死

2019年02月05日 22時27分52秒 | 気になるニュース
いぶり噴火湾漁協のホタテ不漁深刻、原因不明の大量死【西胆振】

北海道新聞 2019,1、30

http://www.hokkaido-nl.jp/article/9944

深刻な打撃を受けている噴火湾のホタテ漁


 いぶり噴火湾漁協(岩田廣美組合長)の養殖ホタテ(2年貝)の水揚げ量が2018年度(平成30年度)、原因不明の大量死により当初予定の9700トンから半分以下の4400トン程度になりそうだ。記録的な被害を受けた16年度に近い水揚げ量になる見通しで深刻な状況となっている。

 同漁協の養殖ホタテ(2年貝)水揚げ量は、16年度が記録的な大量へい死が発生し、4200トンまで落ち込んだ。昨年度は1万3600トンまで回復したが、再び短期間での不漁となった。平均単価も16年度は1キロ当たり550円だったのに対し、18年度は半分以下の同245円程度になる見込みだ。

 同漁協によると、へい死は3月から始まるホタテ養殖の稚貝をロープに取り付ける「耳づり」作業を始める時期が遅くになるにつれ、目立つという。「7、8割、だめだという漁業者もいる。6月以降に作業した漁業者では9割死んでいるという声もある」(同漁協)と表情を曇らせた。

 ホタテの大量死問題で道議会水産林務委員会(冨原亮委員長)は29日、同漁協伊達支所で地元関係者と意見交換した。冨原委員長はじめ各委員と道水産林務部の幹部、地元側らは岩田組合長ら計29人が出席。意見交換会は非公開。出席者によると、地元側は漁業者への資金面の条件緩和や、漁場環境に対応した総合的な観測システムの構築などを求めたという。

 意見交換後、岩田組合長は取材に「早急に原因を究明してほしい。このままでは噴火湾の漁師は3分の1も残らない」と危機感を募らせた。冨原委員長は前日の28日に渡島地区の関係者とも意見交換をしており「災害と同じ認識で対応していかなければいけない」と声を強めた。

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ブログ管理者コメント

何が原因かは不明ですが、生活排水や工場排水などにより影響があるのでは?と思ってしまいます。
これ以上海を汚したくないですね。
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