室蘭住民のブログ

室蘭の住民による、環境系ニュースのアーカイブ。日付が後追いになる場合もあります。リンクフリー。

■【室蘭・開栄丸】(2006,9,2)使用済み核燃料運搬船 室蘭に係留

2018年11月27日 17時52分46秒 | 開栄丸
原燃輸送船の室蘭港係留岸壁、30年ぶりに変更
室蘭民報 2006、9,2 朝刊
http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2006/200609/060902.htm

原子力発電所などで利用された使用済み核燃料廃棄物などを輸送する、原燃輸送(本社東京)は1日、同社所有の専用運搬船3隻のうち1隻の室蘭係留岸壁を、30年ぶりに変更することを明らかにした。日通室蘭ふ頭(御崎町)から、栗林商会専用ふ頭(本輪西町)になる。運搬船は新造船の「開栄丸」(5000トン)。年間で、稼働しない10カ月程度を空船で係留する。今月中旬にも入港する予定。

 原燃輸送は、原発などで利用された使用済み燃料を、全国の原子力発電所から青森県六ケ所村と茨城県東海村の再処理工場に輸送している。輸送は限定期間に行われるため、稼働しない期間は港に係留される。

 室蘭では昭和52年、日通室蘭の専用ふ頭に「日の浦丸」が係留されたのが最初。以後、同ふ頭では低レベル放射性廃棄物の運搬船を含め、3隻を係留させている。今回は「日の浦丸」が老朽化したことに伴い、30年ぶりの更新を決めた。

 同社は新造船「開栄丸」を建造するとともに、同船の運航が新和内航海運(東京)に変更したため、新たな係留場所を求めていた。室蘭にとっては初めて係留場所を、日通ふ頭から栗林商会のふ頭に移した。ほかの2隻は運航会社が変更しておらず、これまで通り日通ふ頭で係留する。係留中に廃棄物は積載しない

 開栄丸は積載量2800トン栗林商会は開栄丸の係留決定を受け、ソーラス条約に従い接岸付近に縦20メートル、横120メートルの柵を設けた。周辺5カ所に監視カメラを設置した。

 使用済み燃料は、発電所の貯蔵プールで一定期間冷却された後、キャスクと呼ばれる専用の輸送容器に収納され、輸送物として仕立てる。搬出前には、輸送物表面の放射能量や放射線量が法令の基準を満たしていることを事業者と国または国の指定機関が確認する。


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■【茨城・放射性廃棄物の事故】(2018,11,22)茨城県 放射性廃棄物を保管していたドラム缶が腐食

2018年11月25日 11時53分25秒 | 原発ニュース
放射性廃棄物漏れ 点検に50年
11月22日 07時14分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20181122/1070004754.html

茨城県にある日本原子力研究開発機構の施設で放射性廃棄物を保管するドラム缶が腐食し、中身が漏れ出していたことが分かりました。
施設には5万本余りのドラム缶があり、すべての点検には50年以上かかるということです。

問題が見つかったのは、茨城県東海村にある昭和39年度に設置され、その後、増設された低レベル放射性廃棄物の保管施設です。
原子力機構などによりますと昭和62年から平成3年にかけて行った点検で、ドラム缶が腐食し、中身が漏れ出しているのが見つかっていたことが分かりました。
水分を含んだものを分別していなかったことが原因だということです。
原子力機構は改めてすべてのドラム缶を点検するとして、すでに原子力規制委員会に申請していますが、完了までには50年以上かかるということです。
規制委員会では点検に使われる施設の安全性や計画の妥当性などを確認することにしています。

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管理者コメント
放射能に絶対に安全ってないと思います。

■【室蘭港・自衛隊】(2013,4,26)室蘭港に自衛隊施設誘致?

2018年11月22日 17時34分07秒 | 室蘭のこれから
自衛隊施設等誘致期成会発足―室蘭港、防災輸送拠点に
室蘭民報 2013,4,26
http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2013/04/26/20130426m_01.html

室蘭港の防災輸送拠点化を目指し、室蘭地域の経済団体などでつくる「自衛隊施設等誘致期成会」が25日、発足した。設立会議で会長に室蘭商工会議所会頭で室蘭市自衛隊協力会会長の栗林和徳氏を選任し、防衛省や自治体首長などへの要請活動に来月から入り、自衛隊関連施設誘致に向けた勉強会の開催などを進める方針を確認した。


 期成会は、室蘭市が進める災害に強いまちづくりと港湾の活用に向け、災害派遣で重要性が増している自衛隊施設の誘致による室蘭港の防災輸送拠点化を趣旨に据えている。

 発起人を代表し、栗林氏は「東日本大震災により室蘭港は地形上の利点から災害に強く、地震発生時に被災地への道が寸断され物流の重要性を学び、自衛隊の活躍があった。災害に強いまちづくりに向けた総合的見地から自衛隊関連施設誘致に向け努力していく」とあいさつ。

 席上、栗林氏を会長に選任。具体的な事業は、防衛省や地方総監部などに来月要請活動を行うほか、関係自治体にも協力を求める。見直しが進む防衛大綱の勉強会を開く。必要に応じて署名活動を検討する。事務局は室蘭市自衛隊協力会に置く。

 西胆振地区の自衛隊の防災体制について、陸上自衛隊第7師団第71戦車連隊の嶋本学連隊長が講話。昨年11月に発生した室蘭地域の大停電、2000年(平成12年)の有珠山噴火時の支援活動をはじめ、昨年12月に白老町を含む3市4町と締結した防災協定について紹介した。

 総括で嶋本連隊長は「この地域には高齢者が多く、救助態勢の構築と、広域災害で陸路が途絶えた場合に空路、海上の輸送を最大限活用した防災態勢が有益」と強調した。

 設立会議には神戸典臣、川畑悟両道議、室蘭、登別の市議会議員をはじめ、商工会議所など経済団体、企業、自衛隊関連団体の代表ら300人(主催者発表)が出席した。
(粟島暁浩)

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思ったこと

自衛隊。災害時はとても頼りになります。
ありがとうございます。
でも、人の居住地の近くだとしたら・・

沖縄のニュースを日々みていると
頭上を低空でヘリが飛んだり、
鉄の部品が落ちてきたり、
ヘリが落ちたあとに放射性物質があったとか
射撃場から弾がそれて道路に落ちていたとか
聞きます
人はミスをします・・
ちょっとこわい気がします

武器や食料の補給地って・・・一番狙われるのでは・・
実際に室蘭は武器工場があったので北海道で唯一艦砲射撃にあって犠牲者も出ている。

最近映画をふたつ観ました。

●「コスタリカの奇跡」
予告編
https://www.youtube.com/watch?v=pnxGYapjZME

武器を持たない国。攻めてこられても、応戦しないで世界に助けを求めた。
兵器に使うお金を、学校や医療に回していた。

●「沖縄スパイ戦史」(2018,7公開)
予告編
https://www.youtube.com/watch?v=PZ29Ntve7nU

映画の内容
https://natalie.mu/eiga/news/284357

戦争の時代を生きていたご老人が今打ち明ける悲惨な当時の様子。
戦争が始まってしまえば、弾薬庫は狙われる。
それを守るためなら市民までも殺された。
自然とそうなっていった。



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■【食と放射性物質】(2016,4,14)100ベクレル/kgの食品汚染基準は安全か?震災前と後の比較

2018年11月22日 13時37分18秒 | 放射能と食品
阿修羅 2016,4,14

原子力推進団体ICRPの体内蓄積曲線からも100ベクレル/kgの食品汚染基準が危険なのは明らかだ
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/482.html

心筋梗塞や脳卒中、白血病などで倒れたり、急死する人が激増しているが、この期に及んでいまだに食品は100ベクレル/kgまで安全だと主張する人たちがいる。

ICRP(国際放射線防護委員会)がPublication 111で発表したセシウム137の体内蓄積曲線は、過去、阿修羅原発板でも何回か引用されているが、ここでもう一度取り上げて、100ベクレル/kgという現行基準が危険であることを示そう。

(引用元 ICRP Publication 111 7ページ 図2.2)
http://www.icrp.org/docs/P111_Japanese.pdf

1000ベクレルを1回だけ摂取すると、一時的に体内のセシウムは上昇した後、徐々に排泄され、やがてゼロに近くなる。
ところが、毎日10ベクレルを摂取すると、少しずつ蓄積され2年後には約1500ベクレルに達する。同じく1ベクレル摂取では約150ベクレルに達する。
要するに、1回だけ大量に摂取するより少量を長期間摂取するほうが危険であるということだ。
おそらくこの曲線は数式と実験によるデータの両方から導き出されたものだと思われる。

原子力を推進する立場のICRPの発表は、被ばくの影響を過小評価するよう常にバイアスがかかっているから、この曲線が正しいかどうかわからない。
長期間少量摂取したときの蓄積量は実際にはもっと多いかも知れないが、とりあえず今回の議論では正しいと仮定しよう。

お米は1合約150グラム(炊飯後の重量は約350グラム)。1合は大盛りで2杯、中盛りで3杯ぐらいだから、中盛り2杯で100グラムを越える。

つまり100ベクレル/kgの汚染米なら、中盛り2杯食べただけで10ベクレルを摂取してしまう。これに、さらにおかずや飲み物からの摂取量が加わる。
汚染地帯で気にせず何でも食べていたら、毎日10ベクレル以上摂取することはまちがいないだろう。

このICRPの報告書では、1400ベクレル超の蓄積でも、シーベルト換算では0.1mSv/年程度であり健康に問題なしとしているが、シーベルト換算に使う実効線量係数には全く科学的な根拠がなくデタラメである。

バンダジェフスキー博士によると、体内汚染が5ベクレル/kgで15%に、12-25ベクレル/kgでは60%に心電図異常、30ベクレル/kg以上になると代謝異常が生じ、心筋に顕著な影響が起き、100ベクレル/kgではほぼ100%で心臓に異常が出ると言う。
体重60kgの人が、毎日10ベクレルを長期間摂取し体内蓄積量が1400ベクレルに達したとすると、1kg当たり23ベクレルとなり、心電図に異常が出るレベルになる。子供はさらに深刻である。

以上の議論はセシウム137だけの話で、他の核種、例えばセシウムの300倍危険であると言われるストロンチウム90は全く考慮されておらず、それらを加味すれば実際の体内蓄積量はさらに増えるはずである。当然、核種により蓄積曲線も異なる。

以上から、原子力推進団体ICRP発表の体内蓄積曲線に基づいても、100ベクレル/kgという基準は甘すぎて危険である。

そもそも100ベクレル/kg以上の放射性廃棄物は、赤い放射能マークのついた黄色いドラム缶に入れて厳重に管理しなければならない。
そんな汚染レベルのものを食べて安全であるはずがない。

実際、福島原発事故5年後の現在、心筋梗塞、脳梗塞、脳内出血などで倒れる人、急死する人が続出しており、この汚染基準では国民の健康を守れないことは明らかである。

ウクライナからの報告によると、10ベクレル/kgでも子供の7割に健康被害が出ているそうで、子供の健康を守るためには少なくとも1ベクレル/kg未満に規制しなければならない。

福島原発事故前の食品汚染は、0.01-0.1ベクレル/kgのオーダーであった。それからも汚染を1ベクレル/kg未満に抑えなければならないことは自明であろう。

ウクライナは食品汚染を厳格に管理することで、ようやく国民の健康の悪化にも、人口減少にも歯止めがかかってきた。

現行の基準のまま食品汚染を放置すれば、中高年のみならず子供や若者の多くが内部被ばくで倒れ、日本の将来を危うくする極めて深刻な状況に陥るだろう。


(関連情報)

※「ベラルーシ医師:来日、内部被ばくの調査徹底訴える (毎日新聞) 
『幼児の体内セシウム、50ベクレルで突然死も』」 (阿修羅・赤かぶ 2012/3/20)
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/175.html

※「バンダジェフスキー博士:『体内セシウム100bqで、100%心臓に異常』『体内汚染50bq/kgでも30%が白内障』」
(阿修羅・赤かぶ 2012/8/10)
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/407.html

※「尿中のセシウム、具体的な事実から科学すれば「安全・安心」とはいえない:矢ケ崎克馬氏の警告」
(Peace Philosophy Centre 2012/9/19)
http://peacephilosophy.blogspot.com/2012/09/blog-post_19.html

※「10bq/kgの食事でも子供7割に健康被害>毎日1.8Bq/kg取得して200日後、心筋細胞に異変」
(原発問題 2013/3/23)
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/9c590ae613d298651a43c211685fa7f7

※「NGOがさいたま市の学校給食の基準を1 Bq/kgにするように提言していた事が発覚 (まっちゃんのブログ)」
(阿修羅・赤かぶ 2013/7/9)
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/431.html

※「2013/11/21 山本太郎議員『1.1ベクレルと聞いて背筋が凍った』 ~
タチアナ女史が語る、低線量汚染地域の健康被害」 (阿修羅・小さい象さん 2013/11/23)
http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/822.html

※「国民は事故前と比べ数千倍も汚染された食品を食べされられている 対策が急務」 (拙稿 2015/3/19)
http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/336.html

※「食べて応援、危険と判明  生活習慣と体内被曝の関係が明らかに (NAVERまとめ)」 (拙稿 2016/3/1)
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/156.html

※「10ベクレルという本当に少ない量の放射線を 毎日毎日取った時にどうなるか?土井里紗医師」
(阿修羅・赤かぶ 2013/2/6) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/171.html

※「1000 Bq の137Cs を一度に摂取した場合と,毎日1Bq または10Bqの137Cs を摂取した場合」
(阿修羅・知る大切さ 2015/6/17)
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/242.html

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■【岩手・がれき】(2016,6,19)低線量の見えない怖さ

2018年11月22日 13時31分41秒 | 放射線の影響?
2016,6,19 阿修羅
岩手の震災瓦礫で作られた津波バイオリンの奏者(53歳)が下顎歯肉がんで死去

http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/869.html

2週間ほど前に、広島交響楽団のバイオリン奏者である津田芳樹氏が、
下顎歯肉がんで53歳で亡くなりました。

「津田芳樹(つだ・よしき=広島交響楽団バイオリン奏者)」 (中国新聞 2016/6/10)
http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=254913&comment_sub_id=0&category_id=115
「6日、下顎歯肉がんのため広島市佐伯区の自宅で死去、53歳。京都市出身。
告別式・葬儀は8日行なわれた。喪主は妻典子(のりこ)さん。」

東日本大震災で発生した岩手県の松や流木を材料にして製作された「津波バイオリン」を
津田氏は演奏していたそうです。

「TSUNAMI VIOLIN PROJECT  コンセプト」 (Classic for Japan)
http://classic-for-japan.or.jp/special/tsunami/concept.php

「TSUNAMI VIOLIN PROJECT  製作経緯、演奏リレーについて」 (同)
http://classic-for-japan.or.jp/special/tsunami/about.php

バイオリンは下顎にはさんで演奏するわけで、 ひょっとしたらバイオリンの材料が汚染されていて、
被ばくし下顎歯肉がんになったのではないかと懸念されています。

「岩手の震災瓦礫で作られた津波バイオリンの奏者(53)、下顎歯肉癌で死去」
(NAVERまとめ 2016/6/18)
http://matome.naver.jp/odai/2146594558210914701

本当かどうかわかりませんが、至急、楽器を回収して線量を測定すべきでしょう。

チェルノブイリ周辺では、汚染地帯からものを持ち出すことは厳しく禁止・規制されていますが、
日本は全くいい加減で、そのために被ばく被害が拡大している可能性があります。

とくにぴったり身につけて使用するものは注意が必要です。


(関連情報)

※「服も放射能?東北コットンプロジェクトに抗議すべき3つの理由。
東北コットンプロジェクトはアパレル業界の自殺。」 (阿修羅・服を守ろう 2012/1/5)
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/833.html

※「我が子の靴ひもが“ホットスポット”に (女性自身)」 (阿修羅・赤かぶ 2012/1/29)
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/564.html

※「[注意喚起] 衣服の汚染にご注意」 (拙稿 2015/2/28)
http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/133.html

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