さて、アルザス3日目、クリスマスマーケットも堪能して来た感じだ。
朝ごはんを食べながら、「今日はどこへ行くの?」とわかっていたけど聞いてみた。
「コルマールだよ。」「1日コルマール?」「そうだよ。昼ご飯を食べに戻り、また午後から行くんだよ」
それは、時間の無駄だと思った私は、1つ提案をした。
「今日のお昼はシュークルートを食べない?」「いいや、昼は持ってきたものを食べればいいから。」
「お世話になったお礼に、ごちそうしたいのだけど。」「えー、どうする?ご馳走してくれるらしいけど。」と奥さんに確認している。
「じゃあ、シュークルート食べよう。」
私は、かすかな望みをかけた。午前中コルマールに行って、午後は別に小さな村(未訪の)に行けるのでは?と。
しかし、私の期待は大きく外されてしまう。
おじさんが、今日コルマールにこだわった理由、それはコルマールでこの日の夕方、子どもたちが小舟に乗ってクリスマスソングを歌うという特別なイベントがあったためだ。
私は複雑な思いのまま、コルマールへ向かった。
車で15分くらいだ。ほんとに便利なところに宿をとってくれた。
今日は買い物の予定もなく、午前中にコルマールに到着できた。
しかし、駐車場を探してやっとこさ見つかったのはいいが、今度は自転車のマダムに街までの行き方を聞き、またそこでそのマダムとひとしきりいつもの長いお話。
そして駐車料金は先払いだったが、その方法がわからないので、またエスカレーターおじさんは、歩いてきた若い女の子に尋ねた。彼女は親切に教えてくれたので、やっと料金の支払いができた。
こういう時、フランス人はとても親切だと何時も思う。
そして、てくてく歩いていく。エギスハイムやカイゼルスブルグと比べると、大きな町だ。
まず、子供向けの乗り物やお店が多いところについた。
そこでもマーケットを見ながら、おじさんはどうも市場のほうに行きたがっているようだったので、そちらへと足を進めた。
市場は、リトルベニスと言われる運河の近くだった。
この運河のすぐそばのレストランで最初来たたときシュークルートを食べたが、残念なことに、その店はなくなっていた。
下の写真は、2012年・2回目に来た時、前を通って懐かしくて思わず写真を撮ったのだった。(春だった)
奥さんは市場でシュークルートを買いたいと見ているが、気に入ったものはなかったようだ。
私も蜂蜜やジャムなどひかれるものはあったが、ここで重いものを買うわけにはいかないので見ているだけにとどめた。