フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

三度目のコルマール・・

2020-12-22 22:33:16 | 2019年クリスマスの旅行(アルザス・リヨン)

 さて、アルザス3日目、クリスマスマーケットも堪能して来た感じだ。

朝ごはんを食べながら、「今日はどこへ行くの?」とわかっていたけど聞いてみた。

「コルマールだよ。」「1日コルマール?」「そうだよ。昼ご飯を食べに戻り、また午後から行くんだよ」

それは、時間の無駄だと思った私は、1つ提案をした。

「今日のお昼はシュークルートを食べない?」「いいや、昼は持ってきたものを食べればいいから。」

「お世話になったお礼に、ごちそうしたいのだけど。」「えー、どうする?ご馳走してくれるらしいけど。」と奥さんに確認している。

「じゃあ、シュークルート食べよう。」

 

私は、かすかな望みをかけた。午前中コルマールに行って、午後は別に小さな村(未訪の)に行けるのでは?と。

しかし、私の期待は大きく外されてしまう。

おじさんが、今日コルマールにこだわった理由、それはコルマールでこの日の夕方、子どもたちが小舟に乗ってクリスマスソングを歌うという特別なイベントがあったためだ。

 

私は複雑な思いのまま、コルマールへ向かった。

車で15分くらいだ。ほんとに便利なところに宿をとってくれた。

今日は買い物の予定もなく、午前中にコルマールに到着できた。

しかし、駐車場を探してやっとこさ見つかったのはいいが、今度は自転車のマダムに街までの行き方を聞き、またそこでそのマダムとひとしきりいつもの長いお話。

そして駐車料金は先払いだったが、その方法がわからないので、またエスカレーターおじさんは、歩いてきた若い女の子に尋ねた。彼女は親切に教えてくれたので、やっと料金の支払いができた。

こういう時、フランス人はとても親切だと何時も思う。

 

そして、てくてく歩いていく。エギスハイムやカイゼルスブルグと比べると、大きな町だ。

まず、子供向けの乗り物やお店が多いところについた。

 

そこでもマーケットを見ながら、おじさんはどうも市場のほうに行きたがっているようだったので、そちらへと足を進めた。

市場は、リトルベニスと言われる運河の近くだった。

 

 

この運河のすぐそばのレストランで最初来たたときシュークルートを食べたが、残念なことに、その店はなくなっていた。

下の写真は、2012年・2回目に来た時、前を通って懐かしくて思わず写真を撮ったのだった。(春だった)

奥さんは市場でシュークルートを買いたいと見ているが、気に入ったものはなかったようだ。

私も蜂蜜やジャムなどひかれるものはあったが、ここで重いものを買うわけにはいかないので見ているだけにとどめた。

 


カイゼルスブルグで「日本」に出会った。

2020-12-22 08:30:46 | 2019年クリスマスの旅行(アルザス・リヨン)

おじさんはとにかくゆっくり見て歩く。

途中ではぐれてしまい、待っていたのだが、結局戻ることにして合流できた。

帰りがけにあんまり疲れたので、公共的な感じの休憩所のようなところがあったので、ここで休憩できるかと聞いたら、いいということだった。

何か飲み物をと思って、温かい飲み物を頼んだ。しかしおじさんたちは何も頼まない。

はぐれたせいか、歩き疲れたからか、ご機嫌もよくなかった。

 

しかし、ここの休憩所で突然「日本」に出会った。テーブルにぽつんと置いてあるプラスチックのコップが目に止まった。そのコップに「柔道」と縦に日本語が書いてあったのだ。

そこにいた男の人に聞いてみると、この休憩所の2階が柔道の道場になっていて、その男性はそこで柔道の先生をしているとのことであった。この休憩所で飲み物を売っているのはそこの柔道のクラブの先生達であった。奈良の天理大学を知っているかと聞くと、もちろんだと言った。私はその隣の奈良市からやってきたというと、「日本にいつか行きたい。」というような話が随分弾んだ。子ども達もいたので折り紙などをすると、とても喜んでもらい、いつしかエスカレーターも笑顔になっていた。

そして帰りにまた覗いたマーケットでは、サントン人形によく似た人形を売っている夫婦がいた。アルプスのあるサボアからきているそうだ。日本にも興味があるようで、日本の話をし、折り紙をプレゼントした。すると、彼もまた「はばたく鳥」を折って見せてくれた。

そしてまたチョコレート屋さんで、やっぱりどうしてもショコラ―ショー(ココア)を飲んでおこうと思い、立ち止まって飲んでいたら、エスカレーターおじさんは呆れたような顔をして見ていた。それでもこれで最初で最後の訪問かもと思うと、やっぱり飲んでおきたかった。

80代の夫婦と一緒に歩くことが、なかなか難しいと感じることが続く。

昨日は奥さんは革のパンプスをはいて石畳を歩き、今日はブーツだったが、

「ここは石畳で歩きにくい。」と言っていた。80代でパンプスをはいて歩くほうが、私には信じられないことなのだけど。

 

帰ってからまた夕食を食べて、眠りについた。


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