一夜明けて、アルザスから今日はディジョンへ帰る日だった。
午後、娘さんの家に行くとかで、朝のうちに宿をたつようだ。
朝起きると、もう奥さんは掃除もしかけていた。朝ごはんを急いで食べ終えて、私も手伝った。
この夫婦、特におじさんは、宿のオーナーに何度となく電話をしては、文句?を言っていたが、鍵を返すためにオーナーが来てくれた時にも、同じことを言った。
この宿の問題点について。
その1
まず、二組の友人で借りる際に、シャワールームの扉に鍵がかからないこと。
これにオーナーは「家族で借りられる方も多いので。問題はなかった」
エスカレーターは「しかしそうじゃない場合もある。鍵が無理なら、使用中の札を用意するべきだ」(なるほど、それはいいアイデアだと思った)
親せきのように仲良しでも、プライバシーは厳守であるフランス人、宿を探すときも、独立した寝室が二つあることも譲れない。
その2
テーブルクロスを汚さないために、ランチョンマットの用意をというエスカレーター
オーナー:「汚れても大丈夫。ちゃんと洗濯すれば落ちるから」
これは電話でも何度もやり取りがあったようだが、エスカレーターは手が震え、よくこぼすので、気を使っているのだ。それは言わず、ただ、「こぼすから」とといったのだが、よほど気にしたのだろう。
ぶつぶつ言いながら、ランチョンマットをお土産物屋で買って、毎回それを皆敷いて食べたのだった。
掃除もほんとうにきちんとするし、部屋もきれいに片づけて帰る、当たり前のことだが、そういうことはきちんと、もしかしたら、他の人たち以上にきちんとしているような気がする。
ぐずぐず言うけど、本当はいいところもたくさんある。
さて、お昼はディジョンの娘さんとこで食べると思いきや、ディジョン郊外の巨大スーパーに到着し、どうやらここのカフェテリア?のようなところでセルフランチのようだ。
そのカフェテリアの中をサンタクロースが歩いていた。
しかもこのサンタクロースの人は彼らの友人だった。
エスカレーターはランチに、いのししの赤ワイン煮込み?のようなものをセレクトした。「美味しい」とパクパク食べている。ケーキもとった私に「また甘いものを食べるのか」と笑っていた。
一旦ディジョン郊外の彼らの家に帰り荷物を整理した。
上の写真はエスカレーターの家にあるアルザスのチェス。初めて行ったときから、目に留まっていたものだ。
リヨンへ向かう前に、ディジョン内に住む娘夫妻に会いに行く。そのあとそのまま駅に行けるように荷物も積んだ。