家庭の医学

　　お兄ちゃんとお父さんが話しています。
「お父さん？家庭の医学を読んでたらね爪に黒い線が入ってたらガンかも知れないって書いてあったんよ、僕の手を見たら爪に黒い線あってね。」

「何それなんやったの」
　
　おろおろしながらお父さんが聞くと、
「鉛筆の線やったんよ」
　
　「なぁんだ大体なんで家庭の医学なんか読みよったの」
　
　「読む本がなかったから、でも結構ためになるんよお母さんはね僕らが小さいときこれで勉強したらしいよ」

　一家に一冊いかがでしょう