今日からお父さんは、松山で研修会です。今日は木材の流通の勉強だったそうです。
最初は久万高原町の久万山木材市場の見学です。
市場に行くと、果物とかの重量式選別機 の大掛かりな様な機械があって、木材を選別していました。そこでは倒した木を市場で売るようなサイズに切る時の注意点などをおそわりました。お父さんたちが山で切り捨てている様な細い木もありました。
「こんな木も使えるんですか」
と、お父さんが質問すると、
「個人の方からどうしてもと言われたら使い道はあります。でもあなた達の事業所などで造材する場合、経費等を考えると山で切り捨てた方がいいです。」
と答えが返ってきました。
二番目に木材の工場に行きました。
すごい山の中に、広い敷地があって大きな建物がたくさん建っていました。
最初に見た建物は、丸太を板にする機械です。入り口の所に材料の木を入れると!皮をむき、ベルトコンベアに一本ずつ並べていきます。さらに回転するノコギリを二回通ります。一つ目ので回りを切って二つ目で板に切り分けます。板のサイズはコンピューターで制御しているそうです。出来た板は機械でサイズ別に分けられそれぞれ自動でそろえて積み上げられるそうです。
次の建物はできた板を乾燥させる工場です。広い倉庫で少し自然乾燥させた後、蒸気を使った機械で加熱して乾燥させます。大きなコンテナのような乾燥機にトレーラーのようなリフトで木材を運んでいました。
最後の建物は木材の加工場です。板に仕上げて乾燥させたもので、曲がった所や腐った所を取り除き 接着剤や圧縮機を使って集成材という柱に仕上げるのだそうです。どんな大きさの柱でも自由に造ることが出来るそうです。
とても大きな工場でたくさんの木材がありましたが機械化が進んでいて従業員は事務員さんも入れて10人ほどでした。山の中にあるので工場のあちこちにツバメのような鳥の巣がありました。フンの被害はあるので、入れないように気をつけていましたが、どこかから入ってくるそうで最近はあきらめたそうです。
最後の見学先は松山の流通センターでした。ここではあまり時間が無かったので、木材の値段についてと、材を無駄なく使うためにの取り組みについてのお話を聞きました。
流通センターの所長さんの話では愛媛の木材は評価が高く 10年くらい前までは他の産地のものより値段も高かったそうです。しかし最近は多少品質が悪くても安いものの方がよいということであまり売れなくなったそうです。
三箇所の見学を終えてやっと一日目が終わりました。あと三日、明日からは東温市の緑化センターと言うところでチェーンソーと草刈機の講習会があります。
お父さん!頑張って!(^。^)!!