夕方の空
実際はもうワントーン薄い色
濃い紫色の層は、薄いすみれ色でした。
小学生に上がるとき買ってもらった36色の色鉛筆
その中で一番好きだったのが、すみれ色
藤の花が好きだった母のために、父が藤棚を作りました
満開の季節を数回しか見られなかった母
わたしの根っこにこの、すみれ色が染み付いていたようです
藤の花なのに、すみれ色とはどうゆうことかはわかりませんけどね。
古い記憶がよみがえった、夕散歩でした。
#すみれ色
#36
#色鉛筆
しかし!
この36色鉛筆のケースはランドセルの大きさをはるかに越えていて
とてもカッコ悪かった!
みんな12色でスマートにランドセルから取り出していた。
なんで、こんな大きいの持ってくるの~?
どうして~?
いつも言われ続けた小学生時代
みんなと同じのが良かった!
ランドセルもみんなはクラリーノで、表面がツルツルで形もふっくらと良い形。
わたしは、革製品のランドセル。
艶もなく、ふっくらとはしていなくてぺちゃんこで大嫌いだった。
早く壊れたら、クラリーノを買ってもらえると思って、塀に擦り付けて表面をガビガビしてやった!
しかし、怒られただけで新しいのは買ってもらえなかった。
色ひとつで、記憶が湯水のように甦る。
とある人に母を早くに亡くしたと話したら
贈られた言葉
「一緒にいた時間の長さではない
どれだけ込めたか、だと思うよ」
若いのにお母さんが居なくて可哀想ね、
気の毒ね、大変ね、
真面目に生きていれば良いことがあるよ
どうでもいい同情をたくさん聞かされていたから
ひときわ光を放ったこの言葉は、心を柔らかくしてくれた。
何がが一つ溶ける気がした。
#言霊
#優しさ
#思いやり
#本当の優しさとは
#母親
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