南牧村・飯盛山
快晴の続く一日、飯盛山に遊ぶ。
雲一つない大パノラマ、富士山・北岳、日本1.2の高峰をはじめ鳳凰三山や八ヶ岳が美しい。
牛伏寺裏山のサクラソウ 日本古来のもの、あまり見られなくなった。谷あいの一年中水の枯れることのない所に
トリカブトとともに群落、鹿にも食べられずに残って、感激!
やっぱ(めーで)にしといておくり。この年になっても、ちーと気取ってしまってさね。
田んぼに水がへえった。そいで同時に蛙の大合唱!夕暮れからやかましいこと。おらも蛙じゃあねえが「うーのはなー…」
と、つい嬉しくなって口ずさんじまうだじ。ほれなんつったか?そうだ百姓のDNAつうやつが強いらしくほっとするだいね。
代掻きの始まりだ。
代掻きっつーとおらの生まれた家じゃあ、おとっ様が牛んぼうを飼っていてさね、その牛んぼうに代掻きをやらせるだが、
なんつったか、ガラガラ回る道具のうえに人一人乗れるだけの板が載せてあって、それにおとっ様が座って水田の中をジャバジャバ回るだじ。
ちいせえ時、そのおとっ様の横に乗りたくて乗りたくて・・。牛んぼがぴしゃぴしゃ泥をはねて、それをまともにくらうで
泥だらけせ、おまけにしっこだうんこだしながら、尻尾でぴしゃぴしゃってやるもんだで、えれさわぎさね。
それがついこねえだだと思ったに、(戦後間もないころ)えれこんせ、今じゃああっという間に機械がやっちまうだで。
それでもやっぱり田んぼに苗が植わると嬉しいねー。(さなえーうえーわたるー なつーはくーるー)
春の山は足慣らし。
連休の高山は遭難が相次いでいる。まだまだ信州の山は冬山、凍った雪が解けたりまた凍ったり雪が降ったりで不安定、冬山以上に危ない。
里山で春の花をめでながら、冬になまった体をほぐし少しずつ体力をつけ夏のシーズンに備えたい。そこで今回上田市の独鈷山。
急な登りであるが眺望良し、ちょっとけぶっていたがアルプスが一望出来、蓼科山が意外と近く見え地形の不思議さを感じる。
家の前のお婆ちゃんの方言が楽しい。(方言は文化)とは思っているがなかなか使えない。そこでお婆ちゃんに 登場してもらって、方言を伝えたい。
そこで第一回。
{連休はえらいいい天気が続くじゃあねえかい。まあず今年の冬は凍みて寒かったいねー。としょりにはきつかったじ。4月には大雪が降ったかと思やあ、日中にゃ夏見てえに暑くなっちゃあ身が持たねえんね。そいでもタンポポがいっぱい咲いてやれやれ好い季節ってえもんせ。それだがせ、このタンポポみんな西洋もんだってじゃあねえかい。日本のもんは無くなっちゃっただかい?}