自然農あさゆふ通信

谷沿いの小さな集落に移り住んで15年。
山と川に囲まれた田畑や自給生活の様子など、自然農のある暮らしを綴ります。

主食を育てる暮らし🍚自然農田の畦塗り

2021年08月13日 | 自然農のある暮らし

うちの田んぼは耕作土も床も浅く、土質も荒く、

とても水が溜まりにくいので、

周囲全面の畦塗りをしています。

田んぼが2枚あるので、畦は全部で8面。

 

 

畦塗りの後は、

水を入れながら畝全体を踏んで歩いたり、

溝も練り歩いたりして、

ようやく水が溜まります。

 

 

ですが、試行錯誤しながら10~12年が経過し、

ここ数年、かなり水持ちが良くなってきたことを感じています。

 

 

いろいろな工夫のなかでも、

特に重要なのは「畦塗り」です。

 

外から持ち込まず、

畦の土を練り固めて田んぼに水を入れる。

昔の人の知恵は、理にかなっていますね!

 

そんな畦塗りの様子を動画に治めました。

↓ よろしければ、ご覧ください ↓

 

【主食を育てる暮らし🍚自然農田の畦塗り】


自然農のある暮らし🌱初夏の宝石たち

2021年07月24日 | 自然農のある暮らし

自然農での農的暮らしに興味を持たれる方から、

「自給率何パーセントぐらいですか?」というようなご質問を、

受けることがあります。

 

ノートの記録を見たり考えたりして、

答えれられないわけではありませんし、

数字というのは具体性があって、

それはそれで大切なことだとは思うのですが、

なんとなく、そういう話題は苦手です。

 

 

もう少し違う角度から、

農のある暮らしについてお伝えするのが、

私の役割のように感じています。

 

 

今回の動画では、

収穫したニンニクを編みながら、

自然農に出合った当時のことについて、

少し語ってみました。

 

暮らしを記録する作業、とっても楽しいです!

 

 

数字を語る作業は相応しい人にお任せして、

私は自分にむいている表現を求めていきたいし、

暮らしそのものの本当の豊かさも、

追及していきたいと思っています。

 

初夏の彩りとともに、自然農のある暮らしを記録してみました。

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簡単!完熟梅のジャム

2021年07月18日 | 自然農のある暮らし

梅仕事が、大好き!

完熟梅の時期は、田植えと重なるので、

毎年、困りながらも、やっぱり梅があるならばと、

いろいろ仕込まずにはいられません。

 

 

完熟梅のジャムの作り方は、

10年以上前に友人に教えてもらって、

作るたびに、彼女のことを思い出します。

うちに遊びに来てくれた時、

一緒に落ちている完熟梅を拾って、作ってくれました。

もう随分会っていないけれど、

どこかで元気に幸せに暮らしていてくれたらいいなと思う。

美味しいレシピを教えてくれて、ありがとう。

 

 

完熟梅のジャムの作り方を、COOKPADに掲載しました。

↓ ↓ ↓

簡単!完熟梅のジャム by Mikako☆自然農

完熟した梅でジャムを作ると、本当に美味しいです!

 

 

主食を育てる暮らし🌾自然農田でお米の苗床づくり

2021年06月25日 | 自然農のある暮らし

田んぼでの稲作というのは、

畑での野菜作りよりもハードルが高いと、

以前の私は感じていました。

でも、やってみると

一連の作業は、そんなに難しいものではありません。

 

 

家の前の田んぼは、今年で12年目。

今年は、どんなお米作りになるかな?

 

生きるために欠かせない主食を自分で育てることは、

大きな喜びであり、生きる自信につながるものです。

 

自然農の田んぼに立つ気持ち良さ、

お米作りの楽しさをお伝えしたくて、

動画におさめてみました。

 

自然農のお米作りのはじまりの作業、

苗床作りの記録です。

 

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主食を育てる暮らし🌾自然農田でお米の苗床づくり


田舎に移住して12年目に思うこと

2021年06月11日 | 自然農のある暮らし

ひとくちに田舎暮らしといっても、いろいろあると思います。

私のところは、かなりの過疎地で、自然豊かなところです。

人間の数よりも、野生動物の数のほうが圧倒的に多いようなところです。

 

 

ここでの暮らしは、身体的にも人間的にも逞しさが足りない私にとって、

試されることばかり。

ちょっと無理なのかも……と思うこともありましたが、

いつのまにか12年が過ぎました。

 

今、あらためて「ここが好き」と感じています。

 

人それぞれに似合う住まいがあり、

自分に丁度良い場所で暮らせたら幸せだと思います。

それと同時に、大切なのは形よりも中身だと思うのです。

どこに住み、どんな暮らしをしようとも、

心のなかが平和で幸せであるかどうか……。

一瞬一瞬を、納得して過ごせること。

 

幸せを感じる心を育むことは、簡単なようで難しい。

本当に大切なものは、今ここにある。

 

そんなことを思いながら、はじめての動画を作りました。

 

↓ よろしければ、ご覧ください ↓

 

 

これから、山と川に囲まれた田畑での農作業や、田舎暮らしの様子、

夫婦ふたりの暮らしのなかで思うことや気づくことを、

心の赴くままに動画でも表現し、お届けしたいと思っています。

 

発信をとおして、私自身が成長できますように。

そして、観て下さる方と共有する時間が、幸せでありますように。


自家製米麹で手前味噌を仕込む

2021年04月27日 | 自然農のある暮らし

手前味噌を仕込み始めて13年目、米麹をつくるようになって8年目になります。

今年は、お米5kg、大豆5kg、塩2.4kgで、仕上がり約20kg分の味噌を仕込みました。

お米の浸水から、味噌の仕込み終わりまで、2021年3月5日~8日の4日間の記録です。

3月5日 14:00 米を洗って水につけます。

米の品種はあけぼの、7分づき、5kg。

一晩、浸水させます。

3月6日 9:00 お米の水をきります。

2時間後、しっかり水がきれたので、蒸し器に蒸し布をセットし、お米を入れます。

1段に満杯で5kg入りました!

11:00~ お米を蒸し始める。

毎年、外で羽釜を使って蒸しているのですが、今年は雨模様だったので、初めて家の中で蒸してみました。下の段は空にすることで、お米がベチャつくのを防ぎます。

11:45 蒸しあがり。蒸し時間は、約45分。

お米をつまんで、ひねり潰すと、ひねり餅ができる程度の蒸し加減。

11:50~ 【種切り】

大きなタライに、蒸しあがったお米をあけて、しゃもじでほぐしながら温度を下げます。

お米の温度が45℃以下になったら、茶こしを使って種麹をふりかけ、お米全体に行き渡るように、手ですり込むように混ぜます。

今回は5kgのお米に対して、「小袋粉状」という種麹を10g使用。

木の箱に晒(さらし)を縫い合わせたものを広げて、そこへ種つけを終えたお米を入れて包みます。

5kgのお米を、2つの箱に分けました。

温度計を差し込んでおきます。

最初は小さく、木箱の端にまとめます。

晒で包んだら、保湿のためにバスタオル1枚をかけて、その上からぬるま湯を霧吹きし、更にその上に、バスタオルをもう1枚重ねます。

12:30 【引き込み】

土間にある室(むろ)の中で保温します。

室の中は、あらかじめ30℃前後にしておきました。

夫が廃材を利用して作った室(むろ)です。

一番下に、園芸用のヒーターが入れてあり、サーモスタットで温度設定できるようになっています。

引き込み後、室(むろ)内を30℃前後に保ち、お米全体に麴菌がまわるのを待ちます。

私は、起きている間は2時間置きくらいに、お米自体の品温を確認しています。

大切なのは、室内の温度より品温。

引き込み後は、品温がゆるやかに上昇するように、室内の温度を28~32℃くらいを基本に調節します。

3月7日 おはようございます!

10:00(引き込みから約22時間後)

【一番手入れ】

品温42℃まで上がっていたので、手入れをします。

この工程を「切り返し」とも呼びます。

開けてみると、麹の良い香りがしました!

この香りが大好きです。

手早く固まりをほぐしながら、温度を下げます。

手入れ後は再び布でまとめ、バスタオルの上からぬるま湯で霧吹きし、室の中へ戻します。

米麹を見守る傍ら、大豆を三段階に選別しました。

A級品(奥)は、醤油、煮豆、豆腐、保存用。

B級品(右手前)は、味噌用に。

C級品(左手前)は、友人宅の鶏さんに食べていただきます。

B級はそんなに無かったので、A級も混ぜてお味噌用としました。

 

↓ B級お豆さんのアップ ↓

少し色が悪かったりシワシワだったりしますが、味噌用はすり潰すので問題ありません。

16:00(引き込みから約28時間後)

【二番手入れ】

米麹の品温が、44℃まで上がっていたので、お米を手早くほぐしながら温度を下げます。

品温が45℃を超えると麹菌の一部が死んでしまうそうなので、要注意です。

 

手入れ後、今度はお米を木箱全体に広げます。

この工程を「盛り」と呼びます。

まだ早いかもと思いつつ、3本ずつ筋をつけて山にし表面積を増やしました。

温度が上がりやすくなっているので、上からかけるバスタオルを1枚に減らしました。

18:30 大豆を洗って水につける。

昨年の大豆2.5kgと、一昨年の大豆2.5kgで、合計5kg。

一昨年の大豆は茹で時間が違ってくるかもしれないので、水につける時から別々にしておきます。

3:30(引き込みから約35時間後)

【三番手入れ】

品温が44℃くらいに上がっていたので、手入れ。

徐々に固まってきていました。

更に表面積を増やすため、筋を5本つけてみました。

寝ている間に温度が上がり過ぎるといけないので、晒で覆うだけにして、バスタオルは無しに。

順調に仕上がりますように。

お休みなさい。

3月8日 10:00 豆を蒸し始める。

以前は、味噌作りの豆は茹でていましたが、蒸すようになって5年目です。

茹でずに蒸している理由は、

・茹で汁を捨てるのが、もったいない。

・ふきこぼれにくい。

・量が多いので大鍋で茹でるより、蒸籠二段で蒸すほうが楽。

豆別に蒸し布で小分けして、それぞれ茹で時間を調整できる。

・蒸し終えたら、蒸籠ごと運べば良いので楽。

・豆を潰している間、蒸し布で包んでおけば冷めにくい。

昨年の豆と、一昨年の豆、蒸籠(せいろ)1段に2.5kgずつで、ギリギリ入った!

天気があまり良くないので、今日も室内でガスを使うことにしました。

13:00(引き込みから約49時間後)

【出麹】

いよいよ米麹を室から出して、出来具合を確認します。

フワフワの菌糸におおわれた麹の完成です。

ほどよく板状に固まっていました。

重さを量ってみると、5.25kg。

原材料のお米5kgに対して、1.05%となりました。

米麹を100g(=約1カップ)だけ取り分けて、甘酒を仕込みました。

米麹がうまくできているかを確認するために。

昨晩の残りご飯でお粥(約1カップ分)を作り、65℃前後に温めてから、ほぼ同量の麹を投入し、再び65℃まで温めてから、スープジャーで保温。

出麹後は、塩切り!

塩2.4kgと米麹を、手ですり込むようにして混ぜ合わせます。

味噌仕込み部屋は、こんな感じ。

甕や重石は焼酎をしみ込ませた布で拭き、ミートチョッパー等の道具は熱湯消毒してスタンバイ。

14:30 昨年の豆、蒸しあがり。

(蒸し時間:4時間強)

ミートチョッパーで、すりつぶしていきます。

一昨年の豆はまだ硬いので、引き続き蒸します。

15:45 一昨年の豆、蒸しあがり。

(蒸し時間:5時間半)

時間かかりました~。

↑ 空焚き寸前だった!(冷汗)

味噌づくり1年目に義母が買ってきてくれたミートチョッパーを、13年間、愛用しています。

これで少しずつ豆を潰すのは時間がかかりますが、きめ細かな味噌に仕上がるので、頑張ります。

すべての豆を潰し終えたら、冷めないうちに、塩切りした麹と混ぜ合わせます。

大豆と、水と、米と、麹菌と、塩のハーモニー♪

種水として、蒸し器に残ったお湯を加え、練った大豆をおむすび大に丸めて味噌玉を作り、仕込み容器に隙間なく入れていきます。

8号の切立甕に、ギリギリ入りました!!

すごくぴったりで、なんか嬉しい。

ラップで蓋をして、重石はあるもので。

蓋はできないので紙をかぶせて、仕込んだ日、材料のこと等を記しておきます。

このまま半年~1年ほど熟成させて、完成です。

お疲れ様でしたー。

 

22:00 甘酒完成。

(保温後、約8時間後)

途中、保温後4時間くらいで様子を見て、

温度が下がっていたので温め直しました。

う~ん、ちょっとゆる過ぎたかもしれないけれど、甘く美味しくできました。

1年に1度の手前味噌作り、今年も無事にできたことに感謝。


祖父母の重箱に、おせちを詰める

2021年01月02日 | 自然農のある暮らし

 

はじめて、重箱おせちを作りました。

今年のお正月は実家に帰らなかったので、

ちょっとやってみようかなと思ったら、

結構はまってしまいました。

なんか、おままごとみたいで楽しいですね!

 

 

左上から時計回りに、

田んぼの畦で育った黒豆。

裏山でつんだ千両。

ブリの照り焼き。

義母が作ってくれた昆布巻き。

たつくり。

 

内側、左から時計回りに、

さつまいも(紅はるか)のオリーブオイル蒸し焼き。

レンコンのオリーブオイル蒸し焼き。

ゆず大根。

鶏もも肉の照り焼き。

仕切りは、家の裏でつんだフユイチゴの葉。

 

重箱は、祖父母のかたみなのですが、

相当、使い込まれています。

五段ものだけど、うちは夫婦二人だけなので一段で十分……。

 

 

お煮しめは、飾り切りしてみました。

うちの里芋、人参、ゴボウ。

レンコンと蒟蒻は買いました。

蒟蒻芋はあるんだけど、蒟蒻を作る元気が無かった……。

飾りは、裏山からいただいた南天と千両。

いただきものの銀杏も飾ってみました。

器は、知人の陶芸家さんからいただいたもので、

綺麗な薄紫色が気に入っています。

 

今年は、落ち着いて、楽しく、健やかに、

田畑と自分に向き合う年にしたいと思います。

自然農の実践者として、

共有の取り組みにも力を入れてまいります。

平和な年でありますように!

 


5年目の栗ご飯

2020年12月13日 | 自然農のある暮らし

2015年に植えた「筑波栗」の苗木から、

5年目の今年、初めての栗を収穫しました。

 

まだかな、まだかな、と眺めて、

丁度良い時にひとつずつ収穫した

7つのイガから、

宝石のように美しい9粒の実がとれました。

 

 

しばらく冷蔵庫に入れて追熟させてから、

栗ご飯に。

 

 

 

勿体なかったから、皮を薄く薄くむいて、

渋皮を残し気味にして、炊き込みました。

とっても甘くて、美味しかったです。

 

 

まだこんなに小さい木なのですが、

これから順調に元気に育ってほしい。

幹の皮を鹿に食べられているので、

大丈夫かなと心配しています。

 

お米を育て、麦を育て、

野菜を育てる。

そして果樹が何本かあったら、

さらに豊かになれる。

今年は何の木を植えようかな?


大豆とにがりで、美味しい木綿豆腐を作る!

2020年10月04日 | 自然農のある暮らし

 

うちでは毎年、田んぼの畔で大豆を育てています。

この大豆で味噌や醤油を仕込み、

残りは保存しておいて煮豆にしたり、

豆腐を作ったり。

 

大豆とにがりで手作りする木綿豆腐、

とっても美味しいです。

 

▼ 動画はこちらから、どうぞ ▼

 

【暮らし】大豆と にがり(苦汁)を使った木綿豆腐の作り方 レシピ

[living] How to make tofu using soybeans and bittern

 

 

大豆とにがりを使った木綿豆腐の作り方

 

【用意するもの】

材料:

大豆300g

水2400cc(1200cc+1200cc)

にがり液(にがり20cc+水80cc)

※上記で約2丁分の木綿豆腐ができます。

 

 

道具:

大鍋、中鍋、ミキサー、ざる、木ヘラ、お玉、

豆腐型、豆乳を絞る袋、型にしく布。

 

1.【大豆を水につける】

大豆300gをよく洗ってから、水1200ccにつけます。

水につける時間は、夏は12時間、

冬は24時間くらいを目安にしています。

 

 

2.【大豆をつぶす】

水を吸った大豆を、ミキサーですりつぶします。

大豆と、つけていた水を同量くらいずつ、

ミキサーの強に2分ほどかけます。

量が多いので、3回に分けてやっています。

大豆をつけていた水1200ccは、ここで使い切ります。

 

 

ドロドロになった状態のものを

「生呉(なまご)」と言います。

 

 

3.【生呉を煮る】

新しく水1200ccを火にかけ、沸騰したら生呉を入れます。

焦げないように常に底からかき混ぜながら、強火で煮ていきます。

沸騰したら吹きこぼれない程度に火を弱めて、10分ほど煮ます。

濃い豆乳を絞るため、弱火にし過ぎないように、

吹きこぼれないギリギリの火加減を心がけています。

 

 

4.【豆乳を絞る】

絞る前に、泡をすくって捨てます。

 

 

鍋にざるを乗せ、水に濡らして固く絞った布袋をセットします。

木綿のさらしを袋状に縫って使っています。

ここへ煮あがった呉を入れて、しぼります。

 

 

熱いので、木ヘラ等を使って少しずつ冷ましながら、

しぼっています。

どのくらいまで絞るかというと、

私は、おからを袋ごとはかって、

500g以下になるまでを目安としています。

 

 

しぼり汁が「豆乳」で、袋に残ったのが「おから」です。

おからを袋から出したら、400g強ありました。

 

 

5.【にがりを打つ】

にがり20cc に水80cc を加えて5倍に薄め、

100cc のにがり液を作ります。

私は、海の精のにがりを使っています。

 

 

豆乳を弱火にかけて、

焦げ付かないように鍋底をかき回しながら

75度くらいまで温めたら、火を止めます。

 

 

にがり液は、2回に分けて入れます。

木ヘラで豆乳を十文字に混ぜながら、

にがり液を半分ほど入れ、蓋をして3分静置します。

3分後、残りのにがり液を少しずつムラ無く入れ、

そーっと混ぜたら、蓋をして15分くらい静置します。

かき混ぜ過ぎないことがポイントです。

 

 

6.【型に入れる】

透明な汁ごとお皿に盛りつければ、

「おぼろ豆腐」としていただくことができます。

また、豆腐型が無い場合でも、

ざるに布を敷いて、すくい入れれば「ざる豆腐」ができます。

 

私は、自作の豆腐型を使っています。

豆腐の型から自分で作ってみたい!という方は、

下に図面を載せておきますので、参考にしてくださいね。

食品が入るものなので、接着剤や釘を使わずに、

できるだけ簡単に作れるようにと考えました。

 

豆腐型図面.pdf

 

Google Docs

 

 

さらしの布を濡らして固く絞ってから、

型箱に敷いて準備します。

豆腐をお玉ですくい入れたら、

型布を折りたたんで上蓋をのせ、

重石をします。

 

 

今回は、瓶に水を入れて500gにしたものを乗せて、

30分ほど置きました。

重石が重いほど、時間をかけるほど、固い豆腐になります。

 

 

7.【完成】

水の中で型からはずします。

 

 

少しの間、水にさらして冷ましたら、

適当な容器に水と一緒に入れて冷蔵庫で保管します。

豆腐とおから、どちらも日持ちはしませんので、

2、3日以内にいただくようにしています。

 

 

おからは冷凍もできますので、

小分けにして冷凍すれば無理なく使うことができます。

 

 

ふわふわの木綿豆腐、

自分で作ると本当に美味しくて、

これだけでご馳走だなーと思います。

おからも同時にできるので、いろいろ利用できて嬉しいです。

大豆は長期保存ができるので、

いつでも好きな時にお豆腐を作れることも、有り難いです。

 

 

***

 

11年前、今の家に移り住んできた頃、

泊まり込みで家の修理を手伝いに来てくれていた友人が、

手作りの木綿豆腐とおからを、お土産に持ってきてくれました。

丁寧に作られたお豆腐は、とっても美味しかったし、

おからでドーナツを一緒に作ったのも、楽しい思い出です。

彼女が分けてくれた「にがり」と、作り方の紙を頼りに、

私なりに豆腐を作るようになりました。

 

このブログと動画も、誰かのきっかけになったら嬉しいです!

 


在来のお茶を摘んで、和紅茶を作る

2020年06月02日 | 自然農のある暮らし

 

毎年、庭にあるお茶の木から茶葉を摘んで、

手揉みで紅茶を作っています。

 

うちにあるお茶の木は、おそらく在来種です。

木によって葉っぱの大きさ、形、色等が違うので、

摘んでいて面白いです。

 

私の紅茶作りの工程は、

1.【摘採】お茶の葉を摘みます。

2、【萎凋】何時間か置き、しんなりと萎れさせます。

3、【揉捻】しっかりと揉みます。

4、【発酵】温かいところに置き、発酵させます。

5、【乾燥】天日に干して、カラカラになったら完成です。

 

この紅茶づくりの様子を、

お茶摘みをするところから、

完成してケーキと一緒にいただくところまで、

動画で分かりやすく紹介していますので、

よろしければ、ご覧ください。

 

【暮らし】手摘みの茶葉から紅茶を作る [living] Making black tea from hand-picked tea leaves

2020年5月21日~28日収録 ・手摘みの茶葉から紅茶を作る 庭にあるお茶の木から茶葉を摘んで、手揉み自家製紅茶を作りました。 BGM ...

youtube#video

 

 

萎凋(いちょう)は、今まで大体でしかやっていなかったのですが、

調べてみたら、紅茶づくりの場合、

可能であれば丸一日ぐらいしたほうが良いみたいです。

なので、来年は夕方位まで摘んで、翌日の夕方まで萎れさせ、

夕食後にすぐ揉みはじめて保温し、翌朝から干すという、

3日間コースをやってみようと考えています。

 

うちで飲む紅茶を作りはじめて10年目になりますが、

同じことの繰り返しではなく、

 毎年毎年、新鮮な気持ちで、

いろいろと挑戦したり、工夫してみるのが面白いです。

 

手づくり生活は、大変といえば大変。

でも好きだから続けているんだろうなと、思います。