美川地区社会福祉協議会

美川地区社協の報告や、いきいきサロンの活動を紹介します。

ふれあいのつどい 家田荘子氏 講演会を聴いて

2025-02-22 17:55:59 | 人権

令和7年2月22日(土)、やかげ文化センターホールで開催された人権啓発講演会に参加しました。講師は作家であり僧侶の家田荘子さん。「一緒に生きていこう 〜あなたの愛を求めています〜」というテーマのもと、家田氏自身の経験を交えた講演が行われました。

家田荘子って作家だっけ?

25年ほど前に属していた国際結婚のコミュニティで、「家田荘子が出家するらしいよ。」という話を耳にしたのが記憶に残っている。

ググってみたら、「極道の妻たち」が出てきた。さぞかし、壮絶な話が聴けるのだろうなと思いつつ参加してみたら、案の定だった。
民生委員や本陣文学賞に入賞している人などの意識高そうな知り合いが聴きに来られていた。

講演の内容

壇上で、原稿も無しに淡々と少年院に入った少女やエイズが流行り始めたばかりの頃の患者へのインタビュー、自身の体験などを語られた。

作家やジャーナリストは、そうやっていろいろな人に取材して、多くの人に知ってもらうのが仕事だが、そこに突き動かされるパワーの根っこには自分自身の源体験があるんだろうと思う。

ふと、思い出したこと

最近NHKで観たドキュメンタリーを思い出した。「きょうも都会の公園で~福岡・天神 警固公園~」。家庭に居場所が無くて、集まってくる子どもたちの話。

家田荘子氏の弔いの活動

家田さんは、関東大震災で亡くなった500人の遊女の霊を25年以上も弔っているそうです。NHKの大河ドラマで話題になっていますが、女性や不幸な人たちに寄り添っている作家の姿勢が伝わってきます。

講演を聴いて感じたこと

今日、一番実感したのは、歩み寄ってお互いに理解する事の大切さ。

ありがとうございました。

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いきいきサロン「まごころの会」訪問

2025-02-22 12:04:01 | いきいきサロン

2月22日(土)、上高末川西地区のいきいきサロン「まごころの会」を訪問してきました。上高末は高齢者が多く、地域も広いため、歩いて行けるように川西と川東で2つのサロンが運営されています。川東地区では上高末集会所で「川東いきいきサロン」が、川西地区では二葉観光の旧事務所をお借りして「まごころの会」が開催されています。

今回訪問した「まごころの会」には18人の方が参加されており、美川地区のいきいきサロンの中でも最大規模ではないかと思います。お邪魔した際には、皆さん座って談話を楽しんでおられました。また、脳トレに取り組んでいる方もいらっしゃいました。

ちょうどその時、公民館長がここのサロンのメンバーでもあり、立って小学校の様子や公民館の活動報告などを話されました。

話題に上がったこと

参加者の皆さんの会話の中で、昔の思い出や今の生活についての話が飛び交い、とても興味深い内容でした。

  • 子どもの頃、阿部山へ遠足に登り、男子が取ってくれた「松びいび(松の実)」を食べた思い出

  • 近頃の小学生や中学生の通学鞄がとても重そうなこと

  • 美川小学校は複式学級のため、持って行く教科書が2学年分になること

  • 金曜日には上履きや持ち帰る荷物が多く、さらにタブレット端末も重いこと

実際に、通学中の低学年の児童が荷物の重さでぐずっている姿を見かけることもあり、皆さんも共感されていました。

来月の予定

「まごころの会」の皆さんは、来月、大三島にある伯方の塩の工場へ旅行に行くそうです。久しぶりの遠出に、皆さんとても楽しみにしているご様子でした。

美川地区のいきいきサロンでは、このように地域の皆さんが集まり、楽しく交流を深める場が提供されています。今後も、皆さんが安心して集える環境づくりを進めていきます。

 

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牛乳配達が見守り活動になる!?

2025-02-18 17:28:16 | 地域ミニデイサービス

牛乳配達が見守り活動になる!?

地域の高齢者を支える取り組みとして、牛乳配達が見守り活動として活用されている事例をご紹介します。

ある地域では、牛乳配達員が毎日家庭を訪れる際に、空き瓶の有無や住人の様子を確認し、異変があれば関係者に報告する仕組みが整えられています。実際に、この仕組みのおかげで異常に気付き、早期対応につながったケースも報告されています。

見守り活動を行う際には、事前に住民の了承を得ることが重要です。


地域ミニデイサービス「さんさん美川」での健康チェック

先日、「さんさん美川」の活動の一環として、明治のスタッフが訪問し、参加者の骨密度測定を行いました。

骨密度の測定結果から、適切なカルシウム摂取と運動の重要性が再確認されました。特に、

  • 牛乳やチーズなどの乳製品

  • 小松菜や大根葉などの野菜

  • ひじきやしらす干しなどの魚介類

といった食品の摂取が推奨されました。

また、ウォーキングなどの適度な運動が骨の健康を維持するうえで大切であることも紹介されました。


歩数と病気予防の関係

運動が健康に良いことは広く知られていますが、具体的にどの程度歩けばよいのでしょうか?

「中之条研究」の結果によると、

  • 2000歩以下 では「寝たきり」のリスクが高まる

  • 4000歩 では「うつ病」の予防が期待できる

  • 7500歩以上 で「筋力低下」を防ぎ、生活習慣病のリスクを下げる

  • 10000歩 以上では「メタボリックシンドローム」の予防が期待できる

とされています。

ただし、歩きすぎも関節や筋肉への負担になるため、自分の体調に合わせた運動が重要です。

地域の皆さんも、日常の中で無理のない範囲でウォーキングを取り入れてみませんか?


美川地区社協では、今後も地域の皆さんが健康で安心して暮らせるよう、さまざまな取り組みを進めていきます。

 

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見守り活動への感謝

2025-02-13 10:22:00 | 社会福祉協議会

遅くなってしまいましたが、日頃より地域の見守り活動をしてくださっている皆さまへ、心ばかりのお礼をお届けしています。

地域の高齢者や一人暮らしの方々の安心と安全を支えるために、民生委員やボランティアの方々が日々活動してくださっています。見守りの声かけやちょっとした気遣いが、大きな安心につながっています。

この度、民生委員が見守り活動をしてくださっている皆さまへ、感謝の気持ちを込めてささやかなお礼をお届けしました。

地域の皆さんが支え合うことで、住みよいまちづくりが実現します。今後とも、見守り活動へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

引き続き、美川地区社会福祉協議会では、地域のつながりを深める取り組みを続けてまいります。

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親のサポートが子どもの未来を変える~笠岡学園講演会の報告~

2025-02-11 17:49:49 | 手をつなぐ育成会

手をつなぐ育成会の研修会に参加して

笠岡学園の講演会では、「親をサポートすることが大切」という点が強調されていました。発達障害のある子どもにとって、支援の有無が人生を大きく左右しますが、それは本人だけでなく家族のサポート体制にも大きく依存します。

特に、「困った子」と批判するのではなく、「困っている子」と捉える視点が重要であると感じました。これは、認知症の高齢者支援にも共通する考え方で、本人だけでなく家族の負担を軽減することが、より良い支援につながるという点で一致します。

また、困っている子どもは、どうしてよいかわからずパニックになっていることが多いです。そのため、暴れたりする子どもには対応がなされる一方で、困ったときに固まってしまう子どもは放置されてしまうケースもあるという指摘がありました。この点についても、支援のあり方を再考する必要があると感じました。

さらに、「SLD(限局性学習症)」と「LD(学習障害)」の違いについても学ぶことができました。SLDは医療の診断名として用いられ、LDは教育現場での支援カテゴリーとして扱われています。どちらも知的発達には問題がありませんが、特定の学習分野で困難を抱えるという共通点があります。

この講演を通じて、発達障害児の支援には、本人への直接的なサポートだけでなく、親や家庭環境への支援が不可欠であると改めて実感しました。社会全体での理解と体制づくりが必要であり、そのためには情報発信や啓発活動の重要性が増していると感じています。

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