猫にも、自尊心とか、プライドってあるんだろうか?
「ルド」はおこりんぼだった
気性が激しいというのか、気位が高いというのか…。
黒猫ってこいうところある?
くつした猫の「のらくろ」の時も書いたが、おなじようなところがあった。
人間を油断させておいて、人がいなくなると「どろぼう猫」に豹変したり…
いじめられると、忘れたころに仕返ししたり…
びっくりしたのは、寝そべっている「るど」の上をまたいだだけなのに、「フーーッ」といって怒る。
下手に近寄れない。
危険を察知するんだろうか。「踏むなよ!!」と警告しているのか…
お気に入りの場所がタンスの上だった。よく昼寝していた。
引き出しを開け、タンスが揺れると……上から”ねこパンチ”が飛んでくる。
夫が面白がって、バタン、バタンと何度も開け閉めして からかっていた…!?
(まったく…子どもと、子供のような大人には閉口していただろう。)
それから「ルド」は、人間の言葉がわかるかも知れなかった。
「ルド」の話題になり、悪口を言った時だけ、
なぜかシッポが激しくパタパタ…パタパタ…パタパタ…
アレ?聞こえている??
ちょっと関係ない話題だけど、
夜中、いきなりピアノの音で目が覚めた。
スイッチを切り忘れたキーボードの上を「ルド」が歩いていた。
あー、おばけかと思った!! まさか …わかっていてやってる? 考えすぎ?
「ルド」はこんなふうにおどろくことばかりだった。