三木市緑が丘町にあるサンロード商店街
毎年この時期にやってきてくれるツバメさん。
年々少なくなっています。
数年前まではアーケードを歩いていたらひっきりなしに親鳥が飛び回り、
子どもに餌を運びます。ぶつかりそうになるくらい。
子どもたちも親が近くに来ると巣から顔を出してピーピー。
大きなお口をあけてねだります。
一番大きく開けているお口の子どもに親は反応して餌を与えるのですね。
弱肉強食の世界です。
弱いものは生き残れない。
人間の子育てはそうはいきません。
何人子どもがいても同じように子育てをしていきます。
人間以外の動物はたいていは成長して巣立ち親と縁がなくなります。
次の世代に完璧なバトンタッチ。
親もまた次の子どもを産み育てていきます。
人間はいつまでも親子であり、家族です。
人間はそれだけの知性と理性があります。
もっと平和な世の中にしないといけません。
日本は本当に平和です。ほかの国には申し訳ないけど平和です。
戦争、貧困、弱い立場の者が苦しみます。
宇宙から見た地球はとても青くて綺麗です。国境なんか見えません。
宇宙規模から見た地球や、人類なんて砂粒より小さい。無いに等しいでしょう。
でも、生命はとても大きくて大切です。
ツバメも人間もサルも犬も植物もすべて同じ価値のある生命です。
亡くなった父が少し元気がないときにボソッと
「今度生まれ変わったら金魚になりたい」
水槽を見て言いました。
「すぐ死んじゃうよ。」
「いいよ、人間よりましだ」
何を思っていたのか分かりません。もっとしっかりと尋ねていれば良かったと後悔しています。
通信兵として南方に戦争に行った父。
人間の死を目の前でずっと見てきたのです。
「ジャングルに入っているときはつくづくサルがうらやましかった。
腹が減って何にも食べもんないしな。そのバナナくれよと思ったさ。それに自由だしな。」
これも父の言葉です。
平和な日本で生まれ育った私です。
「サルなんて嫌だ。」
でも、今、なりたいものは。
「生命体の細胞になりたい。特に免疫細胞」
仕事は一つ、悪いものが侵入してきたらたたく。
そんなお仕事だけする免疫細胞になりたいな。たたき過ぎると害になりますが。
ツバメさんの子育てから変な話になりました。
元気に育って下さいね。ツバメさん。
