昨年までの西神中央プレンティ広場のクリスマスツリー
私の母が脳梗塞で入院しているときにもこのツリーはあった
近くの病院に入院していたので夜、夫が迎えに来てくれるまでこのツリーを見て待っていた
予後が悪い母
目だけ開いていて左手だけ動かせて話が出来ない母
毎日仕事が終わると母のそばについていた
心は重く悲しい
しかし 体が動かせず、話せず
目だけが開いていて
私を見つめている
何か言いたいのだろう
なぜ喋られないの?
なぜ?なぜ?
何か起こっているのか分からない母が一番苦しくて辛いのだ
このツリーをみても感動すらしなくて
流れるクリスマスソングも雑音でしかなかった
母が亡くなってからもこのツリーは私の心を暗くした
人は本当に悲しいとき
涙は出ない
やるせない気持ちだけが心を覆い尽くすだけ
今年
ツリーが変わった
下から撮れてないのが残念だ
2階にいて気がついたのだ
LEDで今流だ
とてもきれいだと思った
母を亡くした悲しさは
どんどんと良い思い出に変わっていった
それは母が望んでいることでもある
いつまでも私が悲観しているこたなど望んてはいない
母との一つ一つの良い思い出
喧嘩したことも良い思い出
父も母も私の心の中にずっといてくれる
沢山の故人達の良い思い出が私が生きていく中で心の中で一緒にいてくれる
それだけで私は幸せなのだ