道 <四季彩>

移りゆく日々の記録

歌舞伎の観劇

2006-11-17 | 散歩道(日々の出来事)

主人と初めて歌舞伎を観に行きました
歌舞伎は特有な世界なので 梨園のことは殆ど知らないのですが、
この度主人の勤める会社で取引のある銀行さんの接待と云うことなので
後学の為行ってみる事に致しました

なんと観劇席は一番上等の1等席で昼食付き1万5千円 自分で払ってまでは
おそらく絶対来ないだろうと思いました
マウスオン後クリックしてね
<歌舞伎座 観たのは昼の部です>


演目は吉列顔見世 伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)と題し、
足利家のお家転覆を狙う
悪徳一味が跡継ぎの幼い鶴千代君を無きものにしようと画策するが、
鶴千代君をお守りする 菊五郎さん演ずる乳母正岡の奮闘と
そのために我が子を失うと云う悲劇のストーリーでした
観劇は希望すればイヤホンを貸して貰え分からない言葉や状況説明がされ
より分かり易く内容が理解出来ました
また外国人向けに言葉を訳されたイヤホンもあるようでした


演じているのは全部男性なのに その身のこなしや仕草は女性そのもの
そして、子役の幼い子供達がジィ-ッと長時間正座し 
歌舞伎特有の間のびしたセリフの云い回しなど上手に演じ驚かされました 
日々の厳しいであろう訓練が窺え知れました

出演されたのは 尾上菊五郎 市川団十郎  
そして片岡孝夫と名乗っていた頃からワタクシがファンだった片岡仁左衛門 
等名役者さん達の堂に入った演技が見物でした
これらの役者さん達が出演すると 「ヨォ!!ナリコマヤ!」とか「ヤマトヤ!!」等
屋号の掛け声を入り 拍子木や太鼓の音などで盛り上げます

日本伝統文化である歌舞伎 知らなかった世界を覗けたことだけでも良い日でした

画像クリックしてね
<お土産品のディスプレー>


余談になりますが 行く途中ホームの待合所でいきなり
「おい こらぁ! みんながいるのにぃ!」と云う声に驚いて見ると 
20代後半と思われる女性がバックから鏡を取り出し化粧をしょうとしているところを
1人の社会的地位の高そうな老紳士が注意していたのでした

こういうのもどうでしょうねぇ~?
確かに人前でお化粧は見苦しいものですが 
知らないオジサンにあんな風に注意されるのもどうかと思いました
他人に迷惑掛けている訳でもないですし
きっとワタシなら人前で化粧などしませんが 
「うるさい! ほっといてください!!」とか云ちゃいそうです

女性は無言で去って行きましたけど・・・