中国が好きか?
と問われた時に、どう答えるだろうか。
人は相手が望む答えをする傾向があるので、相手によって答えは変わるかもしれない。
明確にAかBかという答えを出せないのはまだまだ思考が足りない証拠だと言われても、出せないものは出せない場合もある。
父と母、あるいは祖父と祖母、兄と姉、どちらが好きかと聞かれて簡単にあなたは答えられるだろうか?
これは思考方法の違いかもしれないが、僕にとっては鰻とハ . . . 本文を読む
日本人はどこに行っても日本人だけで群れたがる。
そんな陰口を聞くことが多いが、実はこれは日本人だけでなく、どこの国の人も異国に行けば、母国が恋しくなり、知らず知らずに同国の人を探す傾向にあると思う。
顕著なのは、どこに行ってもあるチャイナタウンだろうか。
北京へ赴任した当時、せっかく海外に赴任したので、日本人との関わりは極力少なくして現地の文化や風習に接するように心掛けていた。
とは言いながら、 . . . 本文を読む
無錫駅の構内になるコンビニエンスストア。
若くも年を取っているようにも見える女性がコンビニから外に出た。
その瞬間。
レジに座っていた店長と思える男性が突然何かを怒鳴り、その女性を指差した。
店員数名が慌ててその女性を追い駆け、捕まえて店内に引きずり戻してきた。
何が起きたのか分からず、眺めていると、どうやらその女性が万引きをしたようだった。
店員数名がその女性の身体検査をすると、コートの中やポケ . . . 本文を読む
HSKが終わり会場の外に出たら雨が降っていた。
あいにく傘を持っていなかったので、会場の近くにあった商店に入り傘を探した。
通常の長い傘は売られていなく、そこにあったのは折りたたみ傘だけだった。
値段はよく覚えていないが、おそらく20元程度だったと思う。
おもむろにひとつを選び服務員の女の子に手渡し、お金を支払った。
その折りたたみ傘にはプラスチックのヒモで値札が付けられていた。
すでに外は雨。そ . . . 本文を読む
「よいお年を!」
そう言って別れ、それぞれの故郷行きの飛行機へ向かう。
北京空港、母国を離れて働く日本人が年末年始に日本へ帰国するシーンがとても印象的だった。
中国では年越しが旧正月なので中国に住んでいると12月末でもまったく年末という感じを受けない。
ところが、空港に行くとこの雰囲気が一変する。
大きな荷物を持ってチェックインカウンターへ向かう人達。
特に年末年始を日本で過ごす日本人たちが、入 . . . 本文を読む
外国の食べ物を自国の文化と融合させるという手法は日本ではお家芸のように思える。
例えば、簡単な例だとアメリカのステーキを醤油と大根おろしで食べる和風ステーキとしたり、シュークリームに餡子を入れて和風シューにしたり。
身近なところでは、日本のラーメンは大部分が独自の醤油味や豚骨味ベースとなっていて、本場中国ではお目にかからない。
そんな文化の融合は興味深く、また素晴らしいことなのだが、先日食べたの . . . 本文を読む