今年、我が家の蓮池は当たり年のようです。
とにかく葉っぱや蕾が大きくて、
元気いっぱいの様子が見てわかります。
特に葉っぱ。
傘に出来そうなサイズ感。
手と比較すると、こんな感じ。
まだ沢山の蕾も持っているし、
もうしばらくは楽しめそうです。
さて
今日は千歳の方へ足を運びました。
お客さんからタロット占いの
依頼があったからなのですが──……
自分はプロの占い師では無く。
更に言えばタロットの知識もありません。
ただカードを所持しているというだけの、
正真正銘の素人なのですが……
「逆に、そこがいい」
……というマニアックなお客さんが、
自分の周囲に何故かちらほら。
世の中には色々な需要があるようです……
大抵はファミレスか喫茶店で待ち合わせて、
お茶などを飲みながらカードを引きます。
もちろん、
説明書を読みながら。
並べ方すら覚えていないという有り様です。
一般的なお客さんなら、
占い師が説明書を読み始めた時点で帰りたくなる。
だって、こんな占い師、
不安しかない。
自分が客の立場だったら、
嫌な予感を全身で感じて打ち震えます。
しかし
「だが、そこがいい」
……と、客は言う。
本当に不思議なものです。
占い中も、
さも当然のようにグダグダです。
引いたカードの意味を調べて、
『こう言う結果が出たけど、
貴方のケースに当てはめると、
どういった解釈になるかな?』
……という相談タイムがスタート。
本来なら、その解釈を伝えてくれるのが
占い師の役割なのですが──……
そんな知識など自分にある筈もなく。
お客さんを盛大に巻き込みます。
お客さんも巻き込まれに来ます
それはもう……嬉々として。
そして最終的には、
お客さん自身が解釈の答えを出します。
これ、もう……さぁ?
自分、要らなくない?
最初から自分で占えば良いのでは⁉︎
……と思うのですが、お客さんからは、
「わかってないなぁ」
……という眼差しを向けられる始末。
わからんよ。
正直言って、わからんよ……‼︎
客たち曰く。
答えを導き出すまでの自問自答、及び、
対話や相談などのプロセスも重要らしい。
家族や友人に頼むと距離が近い分、
主観や感情が邪魔をして答えが出ない。
だからこそ自分くらいの距離感が
丁度良いらしいのですが……
うーん……
自分なら、やっぱり本職に頼みたい。
客が訓練され過ぎている。
とは言え
『人から聞いた答えに従う』のと、
『自分で出した答えに従う』のとでは、
意欲や心の在り方も違うのかも知れません。
まぁ、お客さん方の言い分をまとめると。
『占い師の主観や意見が入らず、
結果だけをシンプルに知る事が出来る。
答えを出すまでの遣り取りも重要。
自分で出した答えだからこそ良い』
……という事になるのかな。
『必要なのは指針ではなく方針‼︎
答えは自分自身の中にあるの‼︎』
……というタイプのお客さんには
需要があるのでしょう、きっと。
あくまで方針を立てる為の占いなわけで。
ちなみに、
自分が所持しているタロットカード。
正確にはタロットカードの中の、
オラクルカードという物だそうです。
これ、実は貰い物なのですが──……
このカードをくれた方から、
『ミルくんはカードを引く素質がある。
占いの素質ではなく、カードを引く素質。
人から相談を受けた時に引いてあげてね』
……と言われたのです。
あくまでも引き手に徹する事がポイント。
占い結果を読み解く素質は無いそうで……
なんという中途半端な。
まぁ、中途半端は中途半端なりに、
役立ち方があるようで何よりです。
お客さんが納得して喜んでいるので、
それで良し……と思うことにします……
無事に仕事を終え。
せっかくなので道の駅にも足を運ぶ事に。
ここ、リニューアルしたばかりだそうです。
それにしても凄い混雑っぷりです。
でも、それも納得。
物産品コーナーは広いし、
飲食のメニューも美味しそう。
ここの名物と言えば、
やっぱり鮭関連なのでしょう。
ソフトクリームの上で、
まさかのサケ遡上……‼︎
海鮮丼でも、
全力の遡上っぷり。
面白い。
こういうノリ、嫌いじゃないです。
……結構、良いお値段だけれども……
帰り道。
空に浮かぶ月が綺麗で、
思わず写真を撮ったのですが──……
なぜか月ではなく、
『魚の骨(頭部)』みたいな雲が撮れた。
ある意味、月よりインパクトあるかも。
まぁ、今日も楽しい1日でした。