トリフォニーホールからのプレゼントで
シエナウインドオーケストラを聴いてきました。
今日は何時からだったかな?
とホームページを見たら
「完売しました」の赤い文字。
新日本フィルを聴くときほどは
熱心に下調べをしていなかったので
「そ、そんなに人気なの??」
「門外漢がプレゼントで聴くのは申し訳ないかも」
急にオドオドしてきました。
チケットを受け取ったらS席で
さらにドキドキ。
正直に言えば、
吹奏楽の曲はあまり知りません。
(大学生や警視庁の演奏会は行った事あり)
今回の曲も初耳。下調べできず。
パンフレットを読むと
眉根にシワが寄るような難しいことが書いてある。
今日は博識の友人はいなくて1人だったので
知らないことだらけ、
ぜんぜん楽しめなかったらどうしよう…と
イジイジしていました。
完売だけあってほぼ満席の会場は
渦巻く熱気があふれています。
お客さんは新日本フィルのコンサートより
少し若い人が多く見受けられました。
親子で来ている中学生くらいの子も。
やはり吹奏楽をやってるのかな〜?
最初に佐渡さんがご挨拶を。
来年はミュージックアドバイザーに
23年からは音楽監督に就任されるからです。
会場は興奮気味の熱い拍手でいっぱいになりました。
前半
アルメニアンダンス パート1.パート2
とにかくたくさんのテーマがあって
集中していないと次に移ってしまう💦
それぞれの楽器の音色は素晴らしいのだけれど
わたしにはちょっとバラけた音楽に聞こえました。
(いや!これは曲を知らないからですので!)
(吹奏楽の聖書だって言ってましたから!)
後半
交響曲第3番
これは聴き慣れた形式の曲で(安心)、
各楽章にはテーマと役割があり
悲劇的な出来事とテーマが提示され
哀しみと怒り、祈りと希望、
その間で揺れる魂の声が聞こえるような
素晴らしい演奏でした。
シン…と静まりかえる一瞬ののちに
会場は怒涛の拍手でいっぱいになりました。
立ち上がらんばかりの人もいました。
わたしも熱くなりました。
ところが。
その興奮が冷めやらぬうちにアンコールが始まり
どんな曲を聞かせてもらえるかと
ワクワクしながら耳を傾けると…
なぜか演歌と歌謡曲のメドレーなんですよ…
気がついたら団員も佐渡さんも
首にキラキラひかるレイを掛けてるし
すっかりリラックスした空気になってるし。
ほんの数分前に「悲劇的な」交響曲を終えたのに。
何故?
しかし慣れているお客さんもいて
ニコニコ楽しんでるんですよね。
こ、これが吹奏楽の文化か…!?
過去にもアンコールが妙にカジュアルな演奏会に
何度か遭遇したことがあります。
管弦楽とは違うなぁ…
佐渡さんが
「いつもはこういう楽しいのもやるので、ついやりたくなるんです。もっと余韻を楽しみたかったってお客さんには怒られるかもしれないんですけれど」と説明。
もうさっきの「悲劇的」は
すっかり消え去ってしまい
客席もリラックスした空気に。
最後は新日本フィルの3人も合流して
定番の曲(曲名ど忘れ)を拍手で盛り上げながら
ステージと客席が一体感に包まれる
しあわせなコンサートとなりました。
2時間は全く長くなかった。
2曲目は40分を超える大作でしたが
時間など意識せずに入り込めました。
シエナウインドオーケストラは
主席指揮者である佐渡裕さんと
この後全国を回るそうで、
今日はその初日だったのでした。
この勢いならきっと各地で大成功でしょう!
とっても楽しかったので
家に帰ってビールを1本飲みました。
アンコールはガラッと嗜好を変えて…みたいなところは有るのかもしれませんね。
学生の時、コンサートのアンコールで『じゃあ、次は楽しくジュラシックパークでも、やってみましょうかね』となった時、『そんな曲もやるの?』と、ビックリしたのを覚えてます。
でも、付き合いで聴きに来て、クラシックがサッパリだった私には嬉しく、楽しめた選曲でした😆
コメントありがとうございます😊
誰もが知ってる曲でワーッと盛り上げて終わる、というのは特徴かもしれませんね。コンサートに連れて行くと1曲目から寝る次男も、知ってる曲の時は起きてますので楽しいということ知ってるということは、大切ですね!