「ねえ、これ見て。」
「なんや。」
家内のスマホの画面には、あるSNSの投稿画像が映し出されていた。
「これってあそこよね。」
「確かに。」
さっそく朝一番で、あそこに行ってみた。
目星の場所に着いて、しばらく探してみたが、そこには目的の鳥はいないようだ。
いたのはキセキレイ他、一般的な鳥ばかり。
「そうは簡単にいかんか。」
仕方ないので、近くを車で探していると、
あらいたよ。
これが目的の鳥、オシドリである。
ラッキーだったのは、すぐ近くに車を停められるスペースがあり、尚且つそこからなら、車を降りずに観察できるのだ。
警戒心の強いオシドリに怪しまれない、絶好のポジションである。
惜しむらくは、もう少し距離が近ければ・・・
いやいや、贅沢は言うまい。
「うひゃー、ウジャウジャいるぜ。」
大雑把に言って、100羽近いのではなかろうか?
ワーイ (ノ^^)ノ
オシドリを十分に堪能したら、最近のお気に入りの池へ移動だ。
「モズいた。」
「ホオジロちかっ!」
「あ、ミサゴよ。トビもいる。」
「あれは遠過ぎる。流石に撮れん、、、うあっと、今のは何じゃあ!」
低空を滑空する猛禽が、目の前を横切った。
パシャ
ここで出会ったベテランバードウオッチャー氏の言によれば、
「ハイチュウです。ハイチュウの雌ですな。」
通になると、ハイイロチュウヒの事を、森永のお菓子のように呼ぶらしい。
ハイチュウ、よくぞ眼の前を飛んでくれた。
次に移動しようと、駐車場を出てすぐの畦道で、
「あそこ、何かいる。」
「後ろ姿しか見えん。」
「あー、飛んだ。」
飛ばしてしまったと天を仰ぐも、幸いにも、数本先の電柱に止まってくれた。
ゆっくり車で追いかけ、電柱のすぐ近くにそーっと停車。
「チョウゲンボウやん。」
「かわいか~❤」
あとは得意技、車の中からパシャリするだけだ。
田舎の畦道だからこそ、出来る芸当である。
更に移動。
着いたのは、いつもの溜池である。
ツクシガモが3羽いる。
最後の移動もため池。
ヘラサギ&クロツラヘラサギ
気づけば、随分と日も傾いている。
朝から日が傾くまで、随分歩いたもんだ。