南阿蘇桜公園の河津桜が見事だと聞く。
「ちょいとすっ飛ばして行くか。」
雄大な阿蘇の山並みを正面に見ながら、指定の場所に駐車。
誠に良い眺めである。
やはり阿蘇の眺望は、南外輪山からに限る。
そして、
阿蘇山南斜面から目を転じ、反対の南外輪山を顧みすれば、
そこは河津桜の海だった。
2ヘクタールもの斜面に植えられた桜は、河津桜を中心に約6700本。
少しピークは過ぎてはいたが、それでも圧倒的な迫力である。
ゆっくりと斜面を登って行こう。
桜は青空が似合う。
阿蘇山をバックに花見なんて、何と贅沢な空間だろう。
野外劇場アスペクタ。
ここで業界のキャンプ大会が行われたのは、何年前だろう。
思い出が甦ってくる。
「あの時は、こんな事やあんな事があって・・・」(私)
「そうそう。〇〇さんからテキーラ飲まされて、オッチャンがベロンベロンに・・・」(家内)
ぬ、そんな事あったか?
全然、覚えとらん。
都合の悪い事は、たちどころに記憶から消し去るという、私の便利な前頭葉には感謝せねばなるまい。
大島桜?
見たところ、この種の桜はこれ一本だけだった。
河津桜の最頂部まで登ってきた。
では折り返すとするか。
中岳の噴煙が、根子岳方向にたなびいているのが、ハッキリと見て取れる。
寒緋桜も数本開花していた。
南阿蘇桜公園。
大したボリュームである。
見事だ。
来年は桜の木の下で、弁当でも広げたいものだ。
んでもって、当然手に持つ酒はテキーラだよな。
桜を愛でながら、キュイと・・・