ずっと前から、日田英彦山線に架かる3本の橋梁を見たいと思っていた。
思ってはいたが、いつでも行ける場所だと、延び延びにしている内に、平成29年の九州北部豪雨が起きてしまった。
甚大な被害を受けた日田英彦山線は、列車による復旧を断念。
BRTへと運用形態を変えた。
筑前岩屋駅
駅舎を抜けると、
かつての軌道敷は、バス専用道路と変わった。
右手の青い建物は、「ホーム」改め「バス停」である。
トンネルの先は添田方面だ。
面白いのは踏切の遮断機が、軌道敷側を遮断していることだ。
人や自動車の誤進入を防ぐためかな?
さてここで、私は二者択一を迫られている。
かつての軌道敷を通って駅舎にやって来るバスを撮るのか、
橋梁の上を走るバスを遠景で撮るのか、
である。
上下線とも10時半の次は12時だ。
2回の運行を待てば両方とも撮れるが、さすがに待ち時間が長すぎる。
うーーーん。
やっぱ、橋梁じゃね。
ならば急がねば。
バスの発着時間は迫っている。
最初の橋梁は駅から車で3分ぐらいだ。
ダッシュ!
あらら、間に合わなかったか。
添田方面行きが、橋梁を通り過ぎちゃってるよ。
栗木野橋梁(金剛野橋)
だが、落胆には及ばない。
岩屋駅12時30分発、日田方面行きがあるじゃないか。
あと3分てとこかな。
ほらね。
バスは真っ直ぐに栗木野橋梁へ。
来た。
バスが通過するのを見届けたら、次の橋梁へ。
宝珠山橋梁(奈良尾橋)
同上
第二大行司橋梁(松尾橋)
同上
大行司駅
駅舎裏から階段が延びている。
日田英彦山線だった頃のホーム。
バス停
寒風吹きすさぶホームに立ち、駅の瓦屋根を見下ろす。
宝珠山集落の家並みを見渡し、おもむろに腕時計を見る。
11時か。
ここから日田まで30分。
ならば昼飯は・・・・
あー、日田焼きそば食いてえ!