お盆も終わろうとしているのに、何たる暑さだ。
誠にケシカラン気温である。
やり場のない怒りで、
「昔なら、そろそろツクツクボウシが泣いて、朝夕は涼しくなってる頃やぞ。・・・ったく。」
「そうそう。そんでもって、夏休みが残り僅かになったって実感して、もの悲しくなる頃よね。」
などと、しょうもない会話をしてしまう。
「えーい!こうなったら、菊池に涼みに行くぞ!」
てな訳で、
お盆休みの最終日はここである。
環境整備費200円を支払い、菊池渓谷に入場する。
この透明度、この青さはどうだ。
所々、滝などのビューポイントでは、遊歩道から渓流まで降りて行けるようになっている。
そこは正に、天然のクーラーの効いた別世界なのだ。
涼しいったらありゃしない。
渓流のミストが四六時中漂っているからだろう。
渓谷は苔天国でもある。
ハグロソウ
ナツエビネ
トチバニンジン
ヌスビトハギ
これはなんだろう?
枝から垂れ下がる苔。
セミの抜け殻。
なるべく人を写さない様に撮っているが、実際はこの人出である。
大人も子供も、水遊びに余念がない。
20数年前、娘達が小さかった頃の、我が家の風景がそこにある。
巨岩の上に出来た小さな森。
遊歩道はここから、正面の橋を渡り、渓谷入り口まで折り返す。
イワタバコ
イワタバコを撮るどこかのオバサン。
クサアジサイ
あー涼しかった!