母親の面会の帰りに、ちょいと足を伸ばして柳坂曽根へ。
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櫨並木が見頃を迎えていた。
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見頃と言っても、
「昔とは、赤の鮮やかさが違うもんな。」(私)
「何だか疎らだしね。昔はもっと・・・」(家内)
『昔は昔は』の繰り言は、二人が歳を取った証しである。
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櫨の実を落としている。
「和蝋燭の需要って、まだあるとですか?」
「うんにゃ。今は殆どが、化粧品の材料ですたい。」
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その昔、和蝋燭の材料として、久留米藩の財政を潤した櫨の実は、
令和の今、化粧品となって女性の肌を潤す。
まことに奇特なものである。
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鮮やかさが薄れ気味(と勝手に思い込んでいる)の櫨をパシャパシャしていると、
「オッチャン、ほらあれ!」
「何や?」
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アイヤー
もしかしてオオタカじゃね。
鳥用レンズ持ってくりゃ良かったぜ。
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櫨並木は旧日田往還を境に、上段と下段に分かれる。
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上段の山側は、往時の道幅がまだ残っていて、江戸期の風情をより濃く残している。
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