間取り相談室 佐藤 和歌子 (著)
間取りの手帖からの続刊
今回は東京以外にも、札幌市から福岡市までの変わった間取り図が60枚、そこに住む人からの相談に作者が答えるという趣向。
でも、最後にはこの物語はフィクションです。実在の人物、団体等とは一切関係がありません。と添えてある。 それは相談者の氏名や相談内容は創作ということだと思うのだが・・・もし間取りも架空だったら面白味が半減してしまう。 間取りの変さ加減は手帳のほうが上なので、間取りは本物だろうと思う。
そう、正直言って間取りの面白さについては間取りの手帳のほうが上だと感じた。 本も映画も二度目からは新鮮味が薄れてしまうということかも知れないけれど。
巻末の佐藤 和歌子さんの肩書きはマッド・マドリストになっている。 昇進(?)してマッドがついているだけに、次回作に期待。
出版社は変わっているけれど、装丁はキッチリおそろい。 カバーの裏を見るのも忘れずに。
実用本として新築や改築引越しなどの実用的に使おうとすると、ほとんど役に立たないので、念のため。