日 時 :2015年6月28日(日曜日) 曇りのち雨
場 所 :乳頭山(1477.5M)にゅうとうさん 別名:烏帽子岳 烏帽子山 秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳
パーティ :36名〈大型バス1台(一般参加 21名 山の会会員 15名)〉
乳 頭 山 :秋田県仙北市と岩手県岩手郡雫石町にまたがる山で、十和田八幡平国立公園に属している。秋田県側から見ると乳房を伏せた形に見えるので「乳頭山」と名付けられ、岩手県側からは烏帽子のように見えるので、「烏帽子岳」や「烏帽子山」と呼ばれている。
コースとタイム(山行形態:縦走登山 活動時間 7:07 活動距離:13㌔ 高低差:784㍍)
駒ヶ岳こまがたけ8合目(10:00)→ 笹森山ささもりやま分岐(10:30)→ 湯森山ゆもりやま1471.7㍍(11:00)→ 熊見平くまみだいら(11:25)→ 宿岩やどいわ(11:40~11:50)→ 笊森山ざるもりやま1541.0㍍(12:30~13:10 ランチタイム )→ 乳頭山(14:15~14:25)→ 田代平たしろたい山荘(14:55~15:10)→ 孫六湯まごろくゆ(16:20~16:25)→ 大釜温泉おおかまおんせん(16:45)
当日の乳頭山案内図(赤破線が辿った道)
スタート地点の駒ヶ岳8合目に建つ八合目小屋(トイレ完備)
雪渓の残る 緩やかな下り坂
水量の多い赤倉沢を慎重に渡る
濡れて滑り易い丸太の梯子型坂道が続く
雪渓の残る緩やかな上り坂
大きな案内板とベンチが設置された湯森山山頂
足元に咲くヒナザクラとイワイチョウ
雨水の溢れる木道歩き
熊見平で雲の切れ間から振返って見た笹森山
大きな岩が屋根のような宿岩
笊森山山頂手前のゴロゴロした上り坂
雲が無ければ大展望の広がる笊森山山頂
山頂より望む 雲に包まれる乳頭山
山頂より雲の切れ間から望む高層湿原の千沼ヶ原せんしょうがはら
ガスに包まれ展望の無い下り坂に変わる
乳頭山山頂手前の上り坂
柱状節理の石が盛り上がって出来た乳頭山山頂
南側が柱状節理の絶壁になってる山頂
浮石の多い坂道を慎重に下る
田代岱を目指し展望の良い尾根道を歩く
静かな森の中に建つ田代平山荘
緑の草原が広がる高層湿原の田代岱
ほとんどが泥濘ぬかるみの下りの始まりです
孫六湯から先は林道歩きへと変わる
◆当日出逢った印象的な花々◆
ヨツバシオガマ・ムシトリスミレ・ミヤマハンショウズル・ミヤマトウキ
マイズルソウ・ヒメシャクナゲ・ヒナザクラ・ハクサンチドリ
ミヤマシャジン・ハクサンシャクナゲ・コバイケイソウ・キバナノコマノツメ
タカネスミレ・オノエラン・オオバスノキ・ミヤマウスユキソウ
ウサギギク・イワイチョウ・イソツツジ・アカモノ
当日の様子
今回は登山道と高層湿原に咲く高山植物を目当てに、乳頭山(38年振り)を巡る縦走登山に参加させて戴きました。この日は東北地方の遅い梅雨入りで、最悪の天候を覚悟しての登山となりました。心配した通り 登山口の駒ヶ岳8合目は、小雨に強い風が吹いていました。チーフリーダーからの注意説明の後、八合目登山口から北へと続く緩やかな坂道を下って行きます。雪の残る下り坂に滑り易い上り坂、雪解け水と雨による 増水した沢も渡りました。オーオー、早速、薄紫の奇麗なムシトリスミレにショウジョウバカマ、今が盛りと咲き競っています。花々に感激しながらの尾根歩きも、やがて、笹森山の分岐を過ぎ30分ほどで湯森山山頂へと到着です。オオシラビソの樹林に 高層湿原のヒナザクラ、イワイチョウに癒されながら、大きな宿石の有る熊見平を過ぎると、なだらかな登りの連続で、目の前に見えるピークらしき丘を何度も超えた先に、広々としたピークの笊森山は有りました。天気が良ければ360度の大パノラマが広がる山頂も、生憎の天候に、わずかに高層湿原の千沼ヶ原と、乳頭山へと続く稜線が見えるだけでした。笊森山山頂でランチタイムの後、一旦大きく見通しの良い坂道を下ります。田代平山荘で水分補給後、コバイケイソウの咲く田代岱を通過、泥濘の多い下り坂へと変わります。下り坂も徐々に急降下(これ以上に無いひどいコース)で、転ぶ者も続出、何度か休憩を繰り返し、やっとの事で孫六湯へと下りて来ました。田代岱からは 雨の降る最悪の条件でしたが、稜線上での爽やかな風と、奇麗な高山植物の花々(特に良かった 姫石楠花の群生)に癒され、思い出深い山旅となりました。
来た道 (距離:≒275㎞)
白石駅前出発(5:00)→国道4→白石IC 東北自動車道→盛岡IC→国道46→国道341→県道127→県道194→アルパこまくさバス停→シャトルバス移動 県道127→駒ヶ岳8合目(9:40) 時間には途中休憩1回と高速道内の2ヶ所停車(途中からの参加者有り)にシャトルバスへの乗換えを含む
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