日 時 :2016年4月5日(火曜日) 晴れ
場 所 :貝吹岳(992.4M)かいぶきだけ 岩手県岩手郡雫石町しずくいしまち橋場はしば
パーティ :単独行
貝 吹 岳 :秋田と岩手県の県境に位置し、和賀山塊わがさんかい最北の山である。山頂からの眺望にすぐれ 標高は1000mに満たないが、森林限界を超える山頂付近に 貴重な高山植物を確認する事が出来る。
コースとタイム(山行形態:トンネル退避スペースからのピストン:アイゼン)
仙岩せんがんトンネル退避スペース(7:40)→ 主尾根上(8:30)→ 仙岩峠(8:40~8:50)→ 貝吹岳(9:05~9:40)→ 仙岩峠(9:55)→ 退避スペース(10:30)
当日の貝吹岳案内図(赤破線が辿った道) 活動時間 2:57 活動距離 4.95km 標高差 433m
仙岩トンネル手前(左手)の広々とした退避スペース
沢に沿った緩やかな坂道を登って行く
辺り一面ブナの原生林が続く
残雪上に広がるブナの実の殻模様
青空に送電線鉄塔№67が見えて来ました
鉄塔脇から望む秋田駒ヶ岳あきたこまがたけ1637.4㍍
下りに利用したいと考えていた東側尾根(雪が少なく利用は断念)
山頂へと続く尾根上から829㍍との鞍部を振返る
坪足で広い主稜線尾根を登る
県境稜線の林道との出合 仙岩峠せんがんとうげ
峠北側に張り出す雪庇と残雪に覆われる急斜面
峠より望む 秋田駒ヶ岳
峠より望む 岩手山いわてさん2038.2㍍(右端)へと続く峰々
峠から望む マイクロウェーブ反射板の建つ貝吹岳
快適な県境稜線林道歩き
コース唯一 雪解けで顔を出した短な夏道
山頂へ最後の急な上り坂が続きます
山名標示板と三角点標石が設置された360度の展望が開ける貝吹岳山頂
山頂より南に望む モッコ岳(左端)大荒沢岳(中央左真っ白)羽後朝日岳1376㍍(中央)白岩岳(右端)
白岩岳しらいわだけ右手の肩に小さく見えた鳥海山ちょうかいさん2236㍍(アップで撮影)
山頂より秋田県側奥に わずかに覗く田沢湖湖面
山頂より望む県内最高峰 岩手山
南部片富士なんぶかたふじの愛称で親しまれている岩手山(アップで撮影)
山頂より望む早池峰山はやちねさん1913.6㍍(左奥)と薬師岳やくしだけ1644.9㍍(右奥)
下山は緩んで来た 雪の坂道を慎重に下ります
仙岩峠から先はブナ林の歩き易いコースを辿ります
当日の様子
東北自動車道を北上し、宮城県を抜けると青空が広がっています。やがて、焼石岳から早池峰山、更には岩手山が奇麗に見えて来ました。登山スタート地点の仙岩トンネル退避スペースは広く、国道46号線沿いと言う事も有り車の通行量もハンパ無く多い状態。駐車地点で軽いストレッチの後、アイゼンを装着し のんびりと緩やかな坂道を登って行きます。木漏れ日の中、風の吹く音だけが聞こえるブナの原生林。ブナ林からダケカンバ林の坂道へと変わります。ダケカンバ林を抜けると、送電線用に切り開かれた 明るい所まで高度を上げて来ました。ドッシリとした秋田駒ヶ岳を目の前に、送電線鉄塔脇で喉を潤し休憩です。東側の尾根は雪不足、下山コースと考えていましたが使えない状態でした。冷え込みで締まった雪にアイゼンが効き、急斜面を楽々と登って行きます。やがて、仙岩峠へと続く尾根上へ、広い尾根の上りもブナ林を抜けると明るく広々とした仙岩峠へと到着です。峠からの展望は素晴らしく、岩手山へと続く奇麗な峰々、登って来た尾根に駐車地点も確認する事が出来ました。いよいよ林道を南へと向い、長い県境尾根の急な坂道を登って行きます。ついに、電波反射板のある、貝吹岳山頂です。山頂三角点と山名標示板はすぐ先の丘に有りました。山頂からは360度の大パノラマ、遠くが見え難い今の時期、思った以上の眺望に超感激!!。絶景にオヤツタイムは至福のひと時。のんびりと山頂での記念撮影と眺望を満喫後、暖かさでゆるんだ雪を考慮し、下山は慎重に往時を辿りました。
来た道(250㎞)
自宅発(3:45)→国道6→山元IC 常磐自動車→仙台東部道路→利府JCT 仙台北部道路→富谷JCT 東北自動車道→盛岡IC→国道46→仙岩トンネル手前退避スペース(7:20) 時間は途中 休憩1回と朝食含む
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます