乙一(おついち)さんの作品です。
イジさんお薦めの本がなかったので、題名からして
怖そうな本を選んで図書館で借りてきました。
あとがきから絶対先に読まないでというイジさんの
アドバイスを裏切ってやっぱり先に読んでしまいました。
でも悪い印象ではなくて、興味をそそられる気がしました。
内容は事故で記憶と左目を失った少女が臓器移植で左目を
貰ったことから、不思議な現象が起こり始めます。
左目の持ち主が見たことが再生されて、そのことがきっかけで
猟奇的な犯罪のが暴かれることになります。
どんでん返しもあったりして、私は楽しめました。
ただ、作者の言うように「変体じみてるとかグロい」というシーンは
あります。
そういうのは苦手なので斜め読みしました。
乙一さんは、こういう怖いグロい話を書かれていますが、
本当は違う側面があるような気がします。
違う作品も読んでみたいと思いました。
あとがきに、「せつなさの達人」と書かれてることがあるという
箇所がありました。
本人的にはちょっといい話だと思って読んでくれた読者に
愛想をつかされるかもしれないとありました。
私はちょっといい話でもあると思います。
ちょっとはまりそうな作家さんです。
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