五十嵐貴久さんの作品です。
大手の企業に勤める主人公が仕事に行き詰っていて、
そんな時探偵にならないかと奇妙な誘いを受けるところから物語は始まります。
主人公の彼がどういうひとなのかというさわりのところだけを読んで続きを読めずにいました。
読みたいのですがこの暑さで疲れ果てテレビも子守歌にしてうつらうつらと縁側のばばちゃんのようでした。(笑)
やっと読み進むと後は一気に読めました。
読み進むと殺人事件は起こるは犯人は二転三転するわで面白い展開でした。
主人公の彼が人として真っ当なのが何より読んでいて救われます。
人が殺されるという話なのですから当然背景は人のエゴが絡み合っていて当然なのですが
それが嫌な気分にならずに読めてしまうところが五十嵐さんの力量なのかもしれません。
暑い夏、本を読むというのもいいリフレッシュの方法かもしれません。
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