今朝、凛の散歩に出たとき、ツバメの親と飛べないヒナが民家の石垣にいた。
少し近づくと、親は頭上の電線に移動し、ヒナだけが石垣に残された。
ヒナを最初に見つけたときは、少し羽ばたくものの全く飛べないので、巣から落下したのかと思った。
でもそうすると地上から1m程度はある位置までどうやって登ったの?という疑問が。
すぐ近くの駐車場に巣があるので、もしかして少しは飛べたけど、力尽きてしまったか?
いずれにしても、これじゃ、ニャンコやカラスに狙われちゃうな。。。
でも、それも自然の摂理で、人間が手を出してはいけないこと。
少し離れて見ていたら、警戒しながらも親が交互に何度も餌を与えにやってくる。
餌を食べたらenergyが補給できて、また飛べるだろうという判断なのか。
少し前の夜中、NHKの番組で、原発事故のあったチェルノブイリ周辺ではツバメの生殖機能が失われ、よそに生息するツバメとの交尾でないと子孫が残せなくなり、かつ、ツバメは放射線に対し体内の抗酸化物質を消費しているため、抗酸化物質が減少しているツバメは左右の羽の長さに違いが出ていることがわかっているとアメリカの研究者が言っていた。
また、その地区では放射能を浴び続けていることに体を適応することができた動植物が見事なバランスを保ち生息しているので、研究材料の宝庫だとも。
近い将来、日本もそう言われちゃうことになるのかなぁと少しイヤな気分になりテレビを消したことを思い出した。
私達が享受してきた便利さの犠牲ではないことを祈りながら、はじめに見かけたときのように親が安心して、ヒナに飛ぶことを促せるよう、見ていた場所からそっと離れた。
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