泣きながら目が覚めた
亡くなった母の夢だった
その場所は、なぜか介護施設
政治評論番組が好きだった母に
何か雑誌を買って来ようかと聞くと
「いらない」と言う
「一緒に暮らせなくてごめんね」
私はうつむいて謝っていた
顔を上げると車椅子にのった母は
施設利用者の皆さんと楽しそうに笑っていた
寂しいであろうにもかかわらず
苦労をかけまいと笑顔を見せる母に
私は嗚咽をもらして泣い . . . 本文を読む
有川浩さんの「阪急電車」か「海の底」という本の、どちらかだということしかわからないけれど、その中に「長女の泣きかただ」というフレーズがあった。
声を出さず、しゃくりあげる。
あぁ、すごくわかる。
ウチも妹が原因でケンカしても、叱られるのは「お姉ちゃん」である私だった。
自分は悪くないのになぜ叱られるのか。
きっと母親は妹のほうが好きなんだ。
子供の頃、「お姉ちゃんなんだから」と叱られる . . . 本文を読む