時の栞

何を見て、何を思い、どう表現したのか。
私の欠片であるコトバで綴った、私自身の栞です。

泣きながら目覚めた

2009-09-07 15:19:32 | 心の処方箋
泣きながら目が覚めた 亡くなった母の夢だった その場所は、なぜか介護施設 政治評論番組が好きだった母に 何か雑誌を買って来ようかと聞くと 「いらない」と言う 「一緒に暮らせなくてごめんね」 私はうつむいて謝っていた 顔を上げると車椅子にのった母は 施設利用者の皆さんと楽しそうに笑っていた 寂しいであろうにもかかわらず 苦労をかけまいと笑顔を見せる母に 私は嗚咽をもらして泣い . . . 本文を読む

長女の泣きかた

2009-08-27 00:29:33 | 心の処方箋
有川浩さんの「阪急電車」か「海の底」という本の、どちらかだということしかわからないけれど、その中に「長女の泣きかただ」というフレーズがあった。 声を出さず、しゃくりあげる。 あぁ、すごくわかる。 ウチも妹が原因でケンカしても、叱られるのは「お姉ちゃん」である私だった。 自分は悪くないのになぜ叱られるのか。 きっと母親は妹のほうが好きなんだ。 子供の頃、「お姉ちゃんなんだから」と叱られる . . . 本文を読む