12月2日に金山町の多目的体育施設御神楽館で、千葉県のいすみ鉄道社長『鳥塚亮』さんの講演会が開かれました。
講演会のテーマは、“JR只見線をどう活用すべきか”。
鳥塚さんが講演会で話されたことをざっと書いてみます。
・鳥塚さんが社長になった時、赤字経営だったいすみ鉄道の増収・コストカットの話は一切しなかった。 → 暗くなる。
・悲壮感に魅力なし。 → 行ったら楽しそうという情報発信。
・鉄道が走っている姿。 → ふるさとの風景。
・ローカル線がなくなる。 → その地域は5~7年で廃れる。
・お金だけじゃなく、地元の人に喜んでもらうのが大事。→ お金は後から付いてくる。
・東京の人を呼び込もうと思ったら、古い物(昭和時代)を利用する。→ 都会の人のニーズに合わせる。
・ターゲットは女性。 → 女性が集まるところには自然と男性も集まる。
・ローカル線は万人受けしない。 → 10人にひとり、100人にひとりに良さが伝わればよい。
・何か鉄道を使ったイベントする → コアなファンは冬でも来る。
・地元の小中学生がいすみ鉄道の各駅や沿線の清掃を行う。 → いすみ鉄道は高校生の乗車マナーが日本で一番。
・地元の人は列車に乗らない。 → 楽しめるイベントを行う。 例:宴会列車・ビール列車
・鉄道があれば地域がうるおう。 → だから少しでも自治体も協力してほしい。
・思い → 商品化する。
・観光地の課題 → リピーターをいかにつくるか。
・現在のJR只見線において大事なことは、地元の人たちがどうしたいかを決める。 → 方向性 → 方法論を決める。
※第3セクターが運営するいすみ鉄道と、JRが運営する只見線では同じにならない点はあります。
JR只見線を復旧させるべきかどうかの話はとりあえず置いといて、鳥塚さんの講演内容は素晴らしかったです。
そして鳥塚さんの発想の豊かさとそれを実行する行動力はすごいです。
私が三島町に移住してきてから、種類関係なく色々なセミナーや講演会に行ってますが、その中でも一番ぐらいに良かったように思います。
この講演会の映像は、インターネットでも見れるようになるのかな?
もし見ることが出来るという情報が入りましたら、このブログでもお知らせします。
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