私にとってキジョランの種には特別な思いがあります
ガガイモ科のキジョラン(鬼女蘭)の種の見られる頃になりました
もう暫く見ていないので今年こそはと思っていたのですが、場所を教えて頂いた
にもかかわらず、とうとう青い種を探し当てることができませんでした
しばらく前のことですがブログにキジョランの種をアップしたところ、ある出版社の方の
目に留まり、何回かメールの交換をしたのちある専門書に小さな記事ですが
キジョランの写真と私の名前が載せてありました
とても良心的な出版社で初版本を送ってくれました
その時使われた当時の写真です
「生薬単」という専門書です
とても難しい本で英語・ラテン語・日本語で書いてあります
語源から覚える植物学・生薬学名単語集です
定価は3500円もする本ですが一般の方はほとんど目にすることはないと思います
とても小さな記事ですが(撮影 : 宮川良江)とかいてあります
その当時ブログに載せた記事が下のアドレスです
http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=e9ba6644e6347766b8718a5eb96b8f2b
キジョランはガガイモ科のつる性の常緑で多年草です
蝶々のアサギマダラの食草で卵も産みつけられます つる全体が有毒です
以前は高尾山のどこでも平気で歩いていたので冬になるとはじけた
種があちこちに飛んでいました
はじけた種はこんな姿をしています
キジョランの花
今年7月、高尾山の野草園で写しました
花は結構咲くのですが種になるのは極端に少なくなかなか見つかりません
キジョランの種
とうとう私には見つからなかったのですが、私が見に行った数日後
お仲間の人が写してきてくれました
「どうしても見たい」という願望が通じたのか、今年は我が家の庭のフェンスに
からみついて、9月頃キジョランの蔓が出てきました
キジョランのつる
当然種になることはありえないのですが、何か願いが通じたようで
不思議さを感じました。
高尾山のほうから飛んできたのでしょうか?
コバノカモメズルの花
同じガガイモ科 の花でも種は似ているのですが花は全く違います
参考までに同じガガイモ科の植物コバノカモメズルの種
ブロ友のKさんから画像をお借りしました