先月の御園座「時平の七笑」“頭の定岡”に続き
今月は花形歌舞伎 夜の部の「伽羅先代萩」“松島”
が仕上がるまでをご覧いただきます。
[1]楽屋に流れるモニターの音で舞台進行を確認しつつ
お顔を拵えていますと“衣装さん”登場、着付けが始まります。
長襦袢は二部式。着崩れしやすい胸元は数カ所縫い付け固定します。
[2]着物の前の合わせは自分で決めます。
今月は當次郎さんに着付けのサポートをお願いしました。
[3]帯も二部式です。(文庫結び)
[4]着付けが済みますと“衣装さん”と入れ替わるように“床山さん”が登場です。
[5]カツラは定位置にキッチリ被らないと(痛くて)大変なことになります。
最後に紅を直し化粧の仕上げをします。
[6](先月は先に塗ってから手袋をしていましたが)
今月は通常通り衣装の着付けが終わってから手に白粉を塗ります。
松島の髪形は「丸髱(まるたぼ)の片はずし」
銀の平打の細工は演者の紋「美吉屋・折敷型世の字」になっています。
[7]ハイ!松島の完成です。
打ち掛けは2種類。楽屋ではなく舞台袖で着付けます。
[打掛けの文様]
竹の間「紫の綸子地に縫取りの破れ立涌と四季の花」
御 殿「薄鼠地に縫取りの四季の花」
◎2008年11月 新橋演舞場 花形歌舞伎
上村吉弥より
今月は花形歌舞伎 夜の部の「伽羅先代萩」“松島”
が仕上がるまでをご覧いただきます。
[1]楽屋に流れるモニターの音で舞台進行を確認しつつ
お顔を拵えていますと“衣装さん”登場、着付けが始まります。
長襦袢は二部式。着崩れしやすい胸元は数カ所縫い付け固定します。
[2]着物の前の合わせは自分で決めます。
今月は當次郎さんに着付けのサポートをお願いしました。
[3]帯も二部式です。(文庫結び)
[4]着付けが済みますと“衣装さん”と入れ替わるように“床山さん”が登場です。
[5]カツラは定位置にキッチリ被らないと(痛くて)大変なことになります。
最後に紅を直し化粧の仕上げをします。
[6](先月は先に塗ってから手袋をしていましたが)
今月は通常通り衣装の着付けが終わってから手に白粉を塗ります。
松島の髪形は「丸髱(まるたぼ)の片はずし」
銀の平打の細工は演者の紋「美吉屋・折敷型世の字」になっています。
[7]ハイ!松島の完成です。
打ち掛けは2種類。楽屋ではなく舞台袖で着付けます。
[打掛けの文様]
竹の間「紫の綸子地に縫取りの破れ立涌と四季の花」
御 殿「薄鼠地に縫取りの四季の花」
◎2008年11月 新橋演舞場 花形歌舞伎
上村吉弥より