昨日、三田市にて初日を迎えさせて頂きました。開演前には、色々な事が思い浮かんで参りまして、感慨深い初日の舞台でした。明日は、
橿原市へ参ります…。
さて、先月の名古屋御園座公演の折の事を少しずつ書かせて頂きます。
私のお役は、昼夜で二役でした。夜は「夏祭のおつぎ」でしたので、一座の皆さんよりは、二時間位は早く楽屋を出られましたので、この時間を有効に使いたいと思い、いろいろと計画を練っておりました。
ある日、大曽根にあります「鈴蘭南座」では、今月は何処の劇団が出演しているのだろうか?と云う話題になり調べますと「南條隆一座とス-パー兄弟」の公演だと分かりました。早速出番の後、南座へ観劇に出掛ける事になりました。
南條隆さんの一座は過去に何度か観させて頂いておりますが、こちらの公演の合間に、劇場へ伺う位なので、他の劇団の時もあり余りご縁がなかったのです。
「ス-パー兄弟」の兄は龍美麗、弟は南條影虎と云う芸達者の役者さんです。美麗座長と影虎座長はそれぞれに持ち味が違うので、観ておりましても芝居が盛り上がり中々の舞台を繰り広げておられます。お二人は「両若座長」としてしっかりと劇団を支えておられるのが頼もしく思います。お父様の南條隆座長は、劇団の上置きとして端々にまで眼を配り纏め役を勤めておられます。ですから、舞台が面白く無い訳が有りません。そして二度三度と通うようになったのです…。(つづく)
上村吉弥より