この記事は2007年2月初旬の事です。
末っ子ちゃんは家の中ではもの凄く甘えん坊だ。
それは学校の中での末っ子ちゃんと比べると、ビックリする程違う。
別人のようだ・・・。
2面性があると言う言い方もある。
(誰もが、その場その時で変わりますよね。)
が、末っ子ちゃんの場合は、学校ではテンパっているのだ。
みんなと同じようにしようと必死なのだ・・・。
周りの子の成長に着いて行けてないのを、必死でついて行っているように見せる事に必死なのです。
支援学級に最初から入っていれば、もっと気を楽にしていらかもしれないと思う事もある。
が、今更、入級させてもお友達がいなくなるかも・・・と言う不安の方が末っ子ちゃんには大きい。
なのに、頑なに拒否をする。
女の子にはあこのくらいの歳からビックリするような変身を遂げることがあるが、末っ子ちゃんにはナカナカ付いて行けない世界のようで・・・。
次の日は参観がある。
末っ子ちゃんは合奏をする班にいるようです。
リズムを合わせられない、音符も読めない、楽譜のどこがどこの音なのかも判らない
・・・。
それを先生にも言えず、お友達にも言えず・・・。
ただ、誤魔化しながら本番を迎える事になった。
これをkugachanに言ったのもこの記事の前日の夜。
お友達から貰った手紙をその辺に置きっ放しにしていたのを目にしたkugachanが末っ子ちゃんに「お友達から手紙貰ったんやなぁ~」なんて話した事から始まったのでした。
お友達からの手紙は練習するポイントなどが書かれていた。
どれも大事なパートだから頑張って練習してね、なんて事が書かれていた。
末っ子ちゃんは、目に涙を浮かべてできない事をイロイロ話してくれたのです。
楽器を使うということは、間違った音や聞こえない音があれば先生は気づくはず。
先生は教えてくれないのか?と聞くと「ピアノを弾きながら何か言ってるけど判らない。」という。
横に来てまでは教えてくれないようでした。
変わりに近くのお友達が教えてくれると言うが、焦りと戸惑いばかりで、身に付かないようなのでした・・・。
・・・つづく
今回は2部作になります。
調度4年生くらいの事です。
自閉症の子には細かい作業が苦手な子もいます。
粗大運動が苦手な子も多く、言われたように身体、又は身体の1部を上手く使いこなせない子がいます。
練習によって、改善されて行く事もありますが、視力の悪い子に根性で眼鏡無しで本を読めと言っているような所もあり、眼鏡があれば読めるのに・・・と言う塩梅なのです。
楽器を奏でる場合も、眼鏡の代わりになるような指示があれば良かったんですけど、この時の音楽の先生は、何度お願いをしても理解して貰えなかったんですよね(^^;)