通称 山梨ZERO研究会 (旧OLぷー子 れきし文化荘203号室)

街に残る何気ない文化や歴史をぶらぶら探索追及。趣味と実益を兼ねたぷー子の日記です!

石垣と地盤

2019年11月03日 | ぶらぶら日記
東日本大震災のとき
居合わせた甲府のまちは随分揺れました(;゚Д゚)

しかし、甲府城の北東にある愛宕山に住む人からは「あまり揺れなかったぞ」
と聞いて、何故だろうと感じた記憶があります

ある日、壊れやすい石垣の傾向を探っていたら、弱い地盤の石垣が壊れやすいという結論に
まぁ、当たり前と言えばそれまでですが、弱い地盤(弱くなった地盤)に大雨(水)や地震(振動)が
加わると、、、ズルっと石垣が滑るのでしょう

そこで、甲府城の石垣を再点検

写真は本丸南面の石垣を西から


赤い点線の石は、石垣石材が落下したわけでなく、安山岩の岩盤なのです

つまり、本丸の石垣は強い岩盤の上に構築されていることが分かりました
そして、石垣は石材の割れやゆがみはあるものの、安定した構造であるとの結論になりました

直ぐ近くで、地盤が弱く、地下水位が高い石垣は複数回壊れていることも判明(天守曲輪南石垣など)
石垣の歴史と岩盤の関係とても面白い傾向なので、全国のお城を含め、ゆっくり調べてみます

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