キャッスルマン病とわたし。

稀少難病『特発性多中心性キャッスルマン病』になってしまったわたしの日々。
夫・Uさん&チワワに支えられて。

PMS(月経前症候群) その2

2007-07-21 | その他の病気のこと。
おそるおそる、久しぶりの婦人科へ。

いくつになっても、出産を経験していても、

診察台に乗って、あの、婦人科独特の診察を受けると

つい、余計なところに力が入ってしまいます。


そして、生理前の症状のことを話し、

「生理がきついので薬を処方してもらいたい」と告げました。


本当は、ダイレクトに

「ピルを処方してください」と言いたかったのだけれども

避妊のために処方してもらいたいと思われていたらどうしよう・・・

なんて、考えてしまい、言葉に出せませんでした。


そしていくつかの検査を受けた後、先生はあっさり

「漢方薬と低用量ピルが有るけどどっちにする?」くらいな感じで

それぞれの説明を話してくれました。


・漢方は効き目が遅い
・個人の体質によって効果が違う

・以前のピルと違って今のピルは副作用の可能性が少ない
・生理がコントロールできる
・医師の考え方によっては、身体のことを考え、極力、生薬である
 漢方薬を処方する先生もいる
 (ピルは身体に障るから処方しない先生もいる)   

などなど。


もちろん私はピルをお願いしました。



 ちなみに、ピルは小さな錠剤で、飲み方は2種類あります。 

①1ヶ月のうち、一定の期間だけピルを服用する。

②1ヶ月のうち、一定の期間だけピルを服用し、次の期間までは
 ダミーの錠剤を飲んで、飲み忘れが無いようにする。


飲み忘れる事無く、ちゃんと時期を守って服用しないと効果が出ないので、

ちょっとだけ割高でしたが、私は②でいきました。



そしてこの病院では、ピルは病院内で購入出来ました。(1ヶ月3000円くらい)

以後は、定期的に婦人科に直接電話して購入する事が出来ます。

体に合うようならまとめて買っちゃえばピルを取りに行く手間が少なくて済みます。

(ただし、購入のたびに受診する義務はありませんが、体調がおかしいなど、

ピルの影響が考えられるような時は、すぐに受診して下さいね。) 



そして、ピルを服用した私は、生理がすご~く楽になりました。


たまに考えるんですけど、

生理以外にも、PMSで1~2週間も体調を崩すって事は、

1ヶ月のうち、そのほとんどが体調悪いって事でしょう?

人生がもったいない気がしたんですよね。

生きていくなら、常に体調がわるくてどんより気分でいるよりも、

常に明るく、絶好調!!!な人生のがいいに決まってる。

閉経まで待てないわ!ってね。

ピルってホルモンバランスを調整する事で月経をコントロールしているから

毎日同じ時刻に間違いなく飲まなきゃいけなくて、ちょっと面倒だけど、

私の場合は効果抜群でしたよ~。

以前は多かった経血もすくなくなったし。



でもだがしかし、です。

私はキャッスルマン病になってしまったので、現在は服用を中止しています。

ピルには、若干ですが、血液を凝固させる作用が有るそうです。

大事をとっての服用中止。

PMSについては、残念ながらまた逆戻りになってしまいました。



キャッスルマン病で倒れた当初、

お医者さんに、「こんな状態で今までよく普通に生活できたね~」

と感心されましたが、【その原点は此処に在り】だと思いました。


私はキャッスルマン病の諸症状を、PMSで体験していたんですね。

PMSで常に体調が悪かったから、【体調が悪いのが普通】だったと。



そして、去年(2006年)、キャッスルマン病起因の細菌性肺炎で入院した時、

ちょうど生理中だったので、同大学病院の婦人科を受診させてもらって、

某有名製薬会社の調合済みの漢方薬を処方してもらったのですが、

(今回私に漢方を処方してくれた婦人科の医師は、普段漢方は出さないらしく、

私に言われたから、薬のカタログを見て処方する薬を決めたような感じでした。)

見事に薬疹がぶあぁ~っと出た為、ソッコー中止しました。

残念です。


キャッスルマン病になってから、TVなど、今まで全く興味の無かった

お医者さん系・病気系の番組を好んで観るようになりました。

そこで東洋医学(漢方薬を処方してくれる)医師のいる総合病院なども

紹介されていたり、松居和代の息子さんの闘病(アトピーですが)の体験談など、

漢方薬に興味はあったのですが、

やはり、漢方飲むなら、そうした医師に処方してもらわなきゃダメですね。







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