キャッスルマン病とわたし。

稀少難病『特発性多中心性キャッスルマン病』になってしまったわたしの日々。
夫・Uさん&チワワに支えられて。

【 紙一重 】

2013-09-06 | 母とスキルス性胃がんのこと。
数日前、関東で両親と暮らしている弟からメールが来ました。

「母入院」と。



昨年末、嘔吐などの体調不良で病院を受診した母は、

そのまま緊急入院となり、

検査の結果、

スキルス性胃がんと診断されました。


胃を切除するために開腹したものの、

腫瘍が邪魔をして切除に至らず、

胆汁などが滞らないようバイパス手術をしてお腹を閉じたのですが、

(手術に5~6時間かかってたから、

 てっきり手術成功したと思ってたらバイパス手術だった。)

幽門(胃の出口)が腫瘍で圧迫され閉塞を起こし、

食事を摂る事が出来なくなったので、

退院後の毎日の栄養は

基本的に鎖骨に設置したポートからハイカロリー輸液を摂取している状態です。

抗がん剤もココから投与されています。

(現在はハイカロリー輸液のほかに、

 ごく少量では有りますが固形物も食べられるようになりました。)


ポートとは、

簡単に言うと、

鎖骨の下を通っている静脈にカテーテルという管を挿して

直接、

薬剤や栄養剤を流し込む為の医療機器で、

局部麻酔&日帰りで済む簡単な外科手術で、

皮下に埋め込む形で設置されます。



今回は、

母に設置されたポートから輸液が滲むようになったので、

感染症などのリスクを回避する為に、

ポートの移設手術をする予定で受診しました。


そして移設手術の翌日、

経過観察で再度受診したところ、

カテーテルが静脈を突き破っていたことが発覚、緊急入院となったそうです。

医療事故です。


そして、

その病院では対処仕切れないという事で、

あの内視鏡下手術支援ロボット 『ダ・ヴィンチ』も有している、

最近になって近くに出来た

最新医療が受けられる大病院に転院、

血管を突き破っていたカテーテルを引っこ抜いてもらい、

ICUに入室していたそうですが、

症状が安定していた為、

翌日には元いた病院に戻ったそうです。


今回は出血も炎症も見られなかった為、

大手術にはならなかったのですが、

もし出血していたら、

肋骨を折って開胸手術していたかもしれないので、

そうなったら高齢の母の体力が持つかどうか、

というところだったらしいのですが、

とりあえず傷ついた静脈の様子を見てから

今後の治療を考えるそうで、

本人には特に痛みも吐き気も無かったため、

「このICUから生きて出たの、私が第一号なんだってぇ~

などと笑っていられる状態だったそうで。

まぁ、確かにまだ出来たばかりの新しい病院だから、

ICUの利用者もそんなにいなかったのかもしれないけど、

こっちはずっとハラハラ・ドキドキでしたよ。


状態が悪化しない事を願いつつ、

母の体調が良いとわかると、

今回の入院、検査、転院、カテーテルの除去費用など、

今度は医療事故に対しての保障が気になるところで。



どうやら事務局長が不在だとかで

早くても来週の頭にならないと話し合いの場がもたれないそうなのです。

そして、

金銭面の話も気になるところですが、

話し合いが終わらない事には、

新たなポートの設置(手術)も出来ないそうで。


まぁ、

どちらにしても破れた静脈が落ち着かない事には

手術が出来ないみたいだから、

そんなに急ぐ必要も無いのかなぁ。


初めてのことなので、よくわかりません。


というか、

私自身は遠く離れた場所で

姉弟から電話やメールで結果を聞く事しか出来ないので、

何も出来なくて歯痒いのです・・・・・。


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