ひと月前に 義父の物忘れ外来で 出逢った M先生の本を読んで、
あれから ずっと 母のこの先のことを 迷っている。
本には 私が知りたかった薬の効果のある期間や・・・この先起こっていくだろう経過や
そして 最終的には 看取りを どうするのか・・まで 書かれている。
義父に対してもそうだったように、
認知症というだけで、家族は つい 硬いガードで 守らなければ!!と 行動を制限して しまいがち。
まさに 私は 「母の生きがい や 希望」よりも、 「母の安全、私の安心」が 第一!!と していたことに気づかされた。
自分の都合で デイサービスを週2回から、3回にふやして、
ゆっくり生活したい、という 母のストレスにしている。
冬になったら 私が通うのが困難になるから 越冬入所させよう~!と 施設を探し始めたけれど、
もしかしたら、母は、自分一人で 冬を 越えられるかも知れない。
私が 危ない橋を 渡れないだけ。
(認知症のテープは、もう、酷いかゆみを与えるだけで、効果は・・・あまり期待できないようだ。)
M先生の本には 自己責任、という言葉が よくでてきて、
認知症の本人が望む生き方を ある程度は 危険なども 覚悟の上で させることが
生きる意欲につながることも 教えてくれている。
施設に入ったからといって、認知症が改善するわけでもないことも。
姉とも なんども メールし合って 二人とも ほぼ 同じような気持ちで接していることは、感じた。
今は ベランダにきれいに 洗濯物を干したり、休みながら窓ふきをしたり、
花壇の花の手入れを 楽しんだり、
公園を好きに歩き、ニセアカシアの香りを 吸いこんだり している。
幸せな母を しばらく そっと 穏やかに 見守るのが よいのだろうと思う。
多少の失敗は、どうってことない!!と 覚悟を決めて。
同じ住宅に住んでいる90代の独居の女性仲間とも、助け合っている様子があり、
昨日は 頂いたカレーを 食べたといっていた。
花や果物などを 差し入れしたり、体調をお互いに気遣いあって 暮らしているようだ。
同じデイサービスを利用している こともあり、気心が知れているのだろう。
昨日のテープ交換の 帰りに 母の花壇から アマの花を分けてもらってきた。(母が私にくれようとして、
何度も 土からほったり、渡せず、戻したりを繰り返していたらしく、弱っている株だった)
家に着いた時は 枯れたように へなへなでチリチリ、 (;´Д`) あ~~ もう駄目だ!!と思ったが、
すぐに 花壇に植えてみた。
今朝!! こんな風に、まるで ずっと前から 植えてあったように 咲いていて、Σ(・ω・ノ)ノ!びっくり!!
すごい!!
きっと 母も こんな風に 強いはずだ。
越冬入所は・・・見送ろうか?
今は 悩み 迷っていますが、
きっと 答えは 自然にわかるのかもしれません。
お気遣いいただき 有難うございます。
チューリップスカートの少女の像、優しく温かいものを感じます。