やってきました!
熊谷ラグビー場!!
2019年のラグビーワールドカップ会場でも使用されましたが、埼玉ワイルドナイツ(以下:埼玉WK)のホームスタジアムでもあります。
そう、今日はリーグワン2年目にして初の熊谷ラグビー場で埼玉WKのホームゲーム観戦です。
スタジアム前にはこんなオブジェが。
駅前にもオブジェがあったので、ラグビーの街なんだなってしみじみ思いました。
席はバックスタンドのほぼ中央のA指定席。
後列の方を取りましたが、かなり見やすいです。
メインスタンドは中央付近や後列は記者席やVIP席になっているので、見やすさではバックスタンド中央の後列がお勧めですね。
実はわずかに屋根もあります。
選手紹介の後に、試合を盛り上げるDJの紹介が。
ん、DJ?
おぉっと、DJ KOOさんではないですか。
ホームゲームはすべてDJをやってくれるのですかね。
そしてアクロバティックなチアリーダーの応援を経て・・・。
選手の入場です!
埼玉WKの選手は中央ではないところから出てくるのですね・・・。
BL東京の選手も入場し、円陣を組みます。
試合は埼玉WKのキックオフで開始!
ファーストスクラムはやはりやや埼玉WK優勢のように見えましたが・・・。
試合はありがちなPGで動きます。
BL東京が得たペナルティをSOテイラーが決めて、0-3でリード。
更に攻め込むBL東京は、ゴール右でラックになったところをサポートしたリーチ・マイケルがボールを取り出してそのままゴールラインを割ってトライ。
コンバージョンもテイラーが決めて0-10とBL東京がリードを広げます。
さらにPGを得たBL東京は距離も角度も絶好の位置で、またテイラーが決めて0-13。
埼玉WKは序盤に細かい反則が目立って、BL東京にリードを許します。
しかし、昨年度もこのぐらいのビハインドなら後半までに跳ね返してきました。
マイボールラインアウトからモールを作っての前進や、ダイナミックな展開で逆サイドのウィングを走らせるのが埼玉WKの持ち味ですが、BL東京も上手くその持ち味を出させないようにコントロールしているように見えましたが・・・。
すると、今度は9分に埼玉WKのFL布巻が左サイドを破ってトライ。
このコンバージョンを怪我から復帰したSO松田が決めて7-13と反撃開始。
しかし、直後の26分にまた埼玉WK陣内で反則が出て、ペナルティをテイラーが決めて7-16と1TG以上の差に広げます。
29分にはハーフラインを少し超えたところで埼玉WKがペナルティを得ます。
実況は「トライの匂いがしてきました」と言った直後に、埼玉WKはショットを選択(笑)。
しかし、この距離のあるPGは松田が失敗。
直後に左サイドの連続オフロードパスから布巻が抜けだしたかに見えましたが、キャッチしかけたボールをこぼしてノックオン。
直後にも20ヤードラインまで攻め進むも再びノックオン。
ミスが出るものの、埼玉WKにリズムが出てきました。
埼玉WKがBL東京陣内に攻め込みます。
そして、前半終了間際にBL東京のジェイコブ・ピアスが危険なプレーでシンビン。
このパワープレーを、埼玉WKはスクラムを起点に攻撃。
左サイドに展開し、終了直前に坂手がトライ。
旗で喜ぶ選手の姿が見えん・・・。
角度のない松田のコンバージョンはわずかに右にそれて失敗。
しかし、12-16と1トライ以内の差に詰めて前半終了。
松田がPGとコンバージョンを決めていれば逆転していましたが、怪我の欠場明けで少しキックの勘が狂っていたのでしょうか。
後半はエンドを入れ替えて、BL東京のキックオフで試合再開。
後半早々にBL東京はペナルティを得てショットを選択しましたが、テイラーのキックはこの試合初めて失敗。点差を広げられません。
その後は再び埼玉WKペースとなり、BL東京に細かな反則が続いて、埼玉WKボールのスクラムやマイボールラインアウトが続きます。
松田のラインアウトを狙ったキックがインフィールドでキャッチされるなど、相変わらずキックは制度を欠いていましたが・・・。
51分にPR稲垣とHO坂手に代えて、堀江とクレイグ・ミラーを投入して、前線をリフレッシュしてFW戦を優位に進める意図が見えます。
直後に、埼玉WKは右サイドに展開したパスを松田が受け、パスを選択すると見せかけてそのままラインブレイク。
タックルを受けながらもゴールラインにトライを決めました。
このコンバージョンを松田が決めて19-16と埼玉WKが逆転に成功。
堀江のパンツの着こなしは相変わらずですね・・・(苦笑)。
しかし、BL東京もそのままでは終わらず、ペナルティを得ると59分にテイラーが決めて19-19の同点。
直後に埼玉WKはSO松田に代えて山沢を投入。
同じポジションに日本代表が2人いて、レベルを下げずにリフレッシュできるのが埼玉WKのすごいところですね・・・。
その直後に埼玉WKの得たPGは山沢が外し、同点の時間帯が続きます。
その後は一進一退の攻防が続いていましたが、69分にこの試合初めてのTMO。
結果判定はBL東京の反則となり、埼玉WKはショットを選択。
ゴールほぼ正面のこのキックを、今度は山沢がしっかり決めて22-19と再度勝ち越しに成功。
その後もBL東京の反則からスクラムやマイボールラインアウトからのモールで時間を効果的に使います。
埼玉WKボールのまま時計は80分を経過し、ホーンが鳴った直後に蹴りだしてノーサイド。
健闘を讃え合う両チーム。
昨年開幕から第二節まで新型コロナ感染者が出て不戦敗だった埼玉WKは、行われた試合は全勝でしたので、未だ昨年から実質負けなしを継続しました。
しかしながら、序盤はBL東芝もFW戦で優位に立ち、最後はPGの3点差での惜敗と、あともう一歩でした。
埼玉WKに昨年のような力強さを感じなかったようにも思えましたが、BL東京も今回No.8に入ったリーチマイケルを中心としたFW陣を始めとして上手く相手の良さを消していたようにも見えました。
埼玉WKと言えば、ベンチにも日本代表を座らせるほどの強力なフロントローと、昨年福岡に代わって加入したコロインベテらのウイングを走らせての攻撃が二枚看板ですが、今日は外をケアして上手くウイングに回らないようにしていたと思います。
昨年の絶対王者がこのまま進撃を続けるのか、そして最初に止めるチームはどこか。
そしてBL東京の巻き返しにも期待です。