毎日が日曜日・・・のようなもの

仕事もリタイア 家での生活を中心に気楽な毎日
明るい引きこもり人生を送っております

一番蝉のお話

2016-07-12 12:27:21 | 日記
又してもモノが消えた
カメラとPCを繋ぐコード(テーブルの上にちょい置きしたはずなのに・・・消えているw)

こんな蒸し暑い日の探し物なんてイライラしますよね
ひょっとして犯人はドラちゃん・・・かも(長い紐好き♪ 聞いても知らん顔w)

そんな訳で「画像」が取込めない
まあ いずれどっかから出て来るまで待ちましょう


今朝ラジオを聞いていたら
あちらこちらの地域で もうの声がする・・とかって
梅雨が明ける前に生まれちゃった蝉さんが恥かしそうに鳴いているようですよ

私の住む ここいら地域は・・・
標高も少し高くしいのでフライングで生まれた蝉さんたちはまだいないようです


セミ・・・と言えば
取っておきの思い出話がある



2007年 ある日の夏 (こぶたのMOMOの日記より抜粋)

「今年はラッキー♡・・今朝も一番セミの声聞けちゃったね」と
おかあしゃんは大喜びです。
MOMOは別にそんなんでもないけれど・・・
おかあしゃんに言わせると、コレは大変な事らしいんだ。

それは今朝方4時を少し回った頃に始まったんだ
お山の静寂した凛とした空気に乗って
一番セミの声が聞こえて来た
来た、来た、来た・・・涼やかに響き渡るひぐらしの長鳴き
続く二番手三番手のセミが後を追うように鳴きはじめる
人間の合唱もそれぞれのパートがあるように
ひぐらしにもそれがあるらしい。
決して適当にガナリ立てていないんだ。
仲間のセミたちの声に同調するようにして声を出す
あっという間にひぐらしの大合唱がお山に響き渡るんだ。

7年間も土の中で待機して
地上に出たら1週間の儚い命・・。
多分一番セミは他のセミたちよりも
精神的にも肉体的にも体力を使う・・燃え尽きるのは早いだろうと
おかあしゃんは言う。

自分の役目を終えた一番セミは
ポトリと落ちる・・
年月で積み重なったフカフカの腐葉土のベッドの上に
ポトリと落ちる・・
誰も知らない一番セミの一生だけれど
決して儚くなんてないんだよって・・おかあしゃん。

人間の一生を100歳として
又生まれ変わるにかかる年月は数百年だとしたら・・・
宇宙の時間から考えたら
人間もセミも何も変らない
お山のセミたちのように夢中に人生を謳歌して逝きたいもんだ。

銀河系の・・
地球という星の
アジアの中で
日本という国の
静岡県にある
小さな小さな小さなお山に生まれた
一番セミの一生は
誰も知らない一生だけれど
MOMOとおかあしゃんだけは知っている・・
素晴らしい一生でした!


数年間お山生活を送ったけれど
一番蝉が鳴く瞬間が聞けたのはたった3回だけ 
たぶん世界中探しても 私とMOMOだけかも知れない・・・貴重な体験でした

そうそう♪
ヒグラシの鳴き声って文字に起こせば「カナカナカナカナ」って言うけれど
本当にそう聞こえますか?♪ 刷り込まれた風もあるのかもw

あの頃の私には
夏を惜しむお山のうなり声 もんもんもんもーーーもんもんもんもーーと聞こえてたw



お山の家の玄関 亡き連れ合いと一緒に作った手作り玄関 ドアはイギリスのアンティークドア
築50年くらいの古いけれどモダンな家でした


お山の家のキッチン 窓からはヒグラシの住む杉林が見えておりました




追記

今 裏の栗畑で「セミ」が鳴き出しました! 生まれたんだぁ
今年の夏は覚悟の「酷暑」かも