五高の歴史・落穂拾い

旧制第五高等学校の六十年にわたる想い出の歴史のエピソードを集めている。

土地価格の変遷

2009-12-05 05:51:38 | 五高の歴史
昭和二十二年の土地価格
昨日は五高創建当時の土地価格を検討してみたが今朝は戦後国有財産法が整備され、国有地は財務局の土地評価価格が絶対的なものになった。昭和二十二年の熊本財務局の評価を掲げて検討する。
                              現在の武夫原

昭和二十二年の土地評価価格

国総第二五九号   昭和二十二年七月四日     
熊 本 財 務 局 ㊞
第五高等学校長  殿

土地価格改定について
昭和二十二年六月三十日附会第六十号を以てご協議になった国有財産の価格は左記の通りを相当と認めますから之により改定されたい

名   称       数  量     評価価格(坪当)
第五高等学校敷地 四九一一三坪一六〇   三〇円〇〇
   校長官舎    五二三,〇〇〇   五〇、〇〇
  一号教師館    九〇八,〇〇〇  一〇〇,〇〇
  二号教師館    七六二,〇〇〇   六〇,〇〇

これも既に六十年昔のことになる。一坪あたり三十円は現在に比べるとはるかに安い、創建当時の一坪二十五銭に比べると六十年間に百二十倍になったということである。