仕事へ行く前にスポクラへ何回か行きました。
仕事前の運動なんて、
とても疲れるのではないかと思っていましたが、
意外や意外、爽快感でいっぱいになり、
仕事中も爽やかな気持ちでいられました。
平日の午前中なので、
プログラムの参加者は高齢者の方が多いのです。
体が硬くて、俊敏性のないわたしには、
高齢者と一緒に動くのがしっくりきます。
・・・わたしが高齢者だということは分かっていますよ。
きょうも午前中の、
『モーニングストレッチ15』と
『カラダ・うごく15』に参加しました。
60代、70代の人が20人ほどです。
隣のスタジオでは『Group Fight30』、50人ほどがぎっしり。
次々に変わる格闘技のポーズで激しく動きます。
以前このプログラムに参加したとき、
ほとんどついていけませんでした。
でも、きょうは安心、だって、わたしが一番若そう。
ストレッチで体をほぐし、簡単な筋トレをします。
「右手を上げて、左手で脇から10センチの所を、
きつめに押してください」
「右手は下ろします」
「右手は下ろしてください」
「はい、右手は下ろしてくださいね」
と何度もインストラクターが言いました。
ひとりの男性がずっと右手を上げたまま。
インストラクターがその男性の肩に触れ、
「右手を下ろしましょう」
男性はやっと右手を下ろしました。
インストラクターの声が聞こえていないのか、
自分のポーズに集中しすぎてしまうのか、
全体を頭に入れながら動くということが、
すんなりとはいかないのでしょう。
体の硬さもさることながら、
加齢とともに頭の伝達神経も硬くなっている。
わたしも同じです。
人の話は注意して意識しないと、
言葉として耳に入ってきません。
大きな音のかたまりにしか聞こえないのです。
いろいろな機能が落ちていくことは仕方がないことです。
その中で楽しむ心を維持していく、
その心が機能の低下を、ゆるやかにしてくれると思っています。