何か今年は梅の花付が悪いように感じました。
このお寺は縁切り寺としてあまりにも有名ですが、
弘安8年(1285)覚山尼(北条時宗夫人)により、
松岡山東慶寺が開創されました。
本尊は釈迦如来。第5世用堂尼(後醍醐天皇の皇女)の入寺以後、
松ヶ岡御所と称され、寺格の高い尼寺としてその名を馳せるようになったのです。
大坂夏の陣(1615年)で、家康は秀頼の子どもではあっても、
孫娘千姫を殺すに忍びず、東慶寺に入山させることで、
豊臣の家を断つことにしました。
これらの事から、江戸時代を通して東慶寺が寺法を行使する上で大きな効力となったのです。
東慶寺は、女人救済の「駈込寺」として人々に知れ渡り、
寺法が確立され、江戸時代に入り、
他の寺では救済所としての特権が失われていく中で、
東慶寺だけは600年近く縁切りの寺法が引き継がれてきたのです。
当時の女性たちが、
いかにこの制度を必要としていたかをうかがい知ることができます。
明治時代に入り、法の整備が行はれた事により、
この寺法は禁止されその務めを終えたのです。
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2~3 EOS20D+EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
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6.常智寺から葛原が丘に向かって坂を上っていった途中に素敵な門がありました。
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