旨い物を食うとほっぺたが落ちるが、今日はあまりのごちそうに歯の詰め物が落ちてしまった。
土用の丑の日も近いので、日比谷帝国劇場地下にあるうなぎやに行く。
正午頃に着き、混んでいるかなと心配したが、3~4組の先客だったので待つ。
ほどなく席が用意され、うなぎを食べるのも年に1度ぐらいなので奮発した。
大振りのうなぎなので焼きに時間がかかるのか、結構待たされる。
後から注文した人たちの料理が先に出されるが、優越感でいらいらはしない。
やっときた。
2,3口頬張ると、ガリッとなにか硬い物が歯に当たる。
おいおい、鰻に釣り針か何か残っていたのか、一気に高揚感がしぼみかける。
その硬い物を手に出してみると、歯の詰め物だった。
鰻に心の内で謝る。
今日も暑いぞ。