星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

社寺・周辺散策メモ(11)2016年前半(更新中)

2016-01-05 | 散策・旅
重複回避また記録として、訪問したら記録するページ(11)。
記録優先!随時追記あり。

京都は★、奈良は●、その他は■

2016年
<1月>
2日
京都へ初詣。京都国立博物館の刀剣はやはり1時間待ちで断念!
★下鴨神社・上賀茂神社・護王神社・禅居庵
下鴨神社と上賀茂神社は昨年の遷宮で新しくなった拝殿に近づいて参拝。

3日
初出勤の前に地元の弓弦羽神社に初詣。

11日
大河ドラマとも関係なし。超人気絵師や有名仏師作の作品や仏像がある
わけでもない。一見ジミな印象の今年の「京の冬の旅」。
テーマは「禅ーZENー ~禅寺の美 日本文化の美~」だそうで、京都を
代表する禅宗寺院を中心にリストされており、個人的にはテンション
あがり気味。
特に開山堂やそれに準ずる施設はそのお寺の聖域。TVで見て知っていても
拝観できないものとあきらめていた場所だったので、今回は貴重な機会。
すでに初拝観の塔頭ばかり6カ所を1月半ばに拝観し終えてしまった。

★妙心寺 玉鳳院
もとは花園法皇の離宮だった。
方丈(狩野派の筆と伝わる障壁画「麒麟図」「竜図」「秋草図」など)
開山堂「微笑庵」(関山慧玄を祀る山内最古の建物・重文)
方丈から微笑庵へと移る渡り廊下の傍で花園法皇が立亡(りゅうぼう)。
井戸「風水泉」の場所がまさにその場所にあたるらしい。
他に、蓬莱式の枯山水庭園、豊臣秀吉の子・鶴松の霊屋など。

★妙心寺 天球院
京博などの展覧会で名前を知り、以前から気にとめていたお寺。
姫路城主・池田輝政公の妹・天球院殿によって創建された。
方丈内部の障壁画(重文)は、京狩野の絵師である狩野山楽・山雪の
代表作。「竹虎図」「梅に遊禽図」「籬草花図」など。「竹虎図」に
描かれた虎は山楽・山雪らを描いたものと言われている。
これらの障壁画の一部はキャノンによる高精細複製品で、劣化剥落も
ふくめ現状をよく再現できているため遠目にはどれが本物でどれが
複製か判別つかない。
ちなみに、今回の公開を最後にすべてが複製品展示に代わるとのこと。

★真如寺
相国寺の境外塔頭で、場所はナント等持院のお隣り。
勧請開山は中国の高僧、仏光国師。その弟子である無外如大尼が師の
遺髪や爪を祀るために開いたのが始まり。
その後、夢窓疎石が高師直の外護を受けて大伽藍を造った。現在残っ
ている建物は江戸時代に後水尾上皇により再興されたもので、皇室
ゆかりの尼寺である宝鏡寺の宮墓地でもある。

法堂には、珍しい中二階の須弥壇があり、本尊・宝冠釈迦如来像、
迦葉尊者像、阿南尊者像の三像が安置されているのが見えた。
須弥壇横に書かれた人物名の中に「高師直」の名前があり、歌舞伎
の仮名手本忠臣蔵に登場するあの人物かと思ったが違っていた。
足利尊氏の執事だった人で、寺の大檀那(多額のお布施をする檀家)
であり、この人の位牌も祀られている。
(ちなみに、歌舞伎の高師直とは吉良上野介のこと。)

★八坂神社


17日
先週に引き続き、京の冬の旅シリーズへ。
★相国寺
養源院

★相国寺
長得院

★建仁寺
開山堂

31日
■書写山円教寺(ちょこっと関西歴史たびシリーズ)




摩尼殿(本尊の六臂如意輪観音像、四天王像 特別公開)
内陣にて解説あり。桜の木に向かい天女がお祈りしているのを見た性空上人
が、生木のままその木に如意輪観世音菩薩を刻み本尊としたとのこと。その
木が生えている斜面に摩尼殿を建てたので舞台造りになったという。当初の
摩尼殿が火災に遭った際、根がある桜の木の本尊は持ち出せなかった。その
上に現在の摩尼殿を再建したとのこと。
重要文化財 大講堂・常行堂・食堂(宝物展示 播州書写山縁起絵巻 特別公開)・
金剛堂・鐘楼。
開山堂(奥之院ともいう。堂内の厨子には性空上人の御真骨を入れた等身大
の坐像の木像がまつられていて拝観できた。軒下の四隅に左甚五郎作と伝え
られる力士の彫刻あり、北西の一人は重さに耐えかねて逃げ出したという。

ラストサムライ公開後、大河ドラマ「武蔵」放映直後に訪れた際に、手頃で
美味しい昼食が食べられた会館はオープンな雰囲気はなく、甘味処として
盛況だった和風カフェ(法華堂を利用?)も今はなくなっていた。軽食が
とれるはづき茶屋は営業中。姫路駅近くで昼食をすませておいてよかった。

<2月>
6日
古都散策ではないけれど、須磨界隈の歴史資料、仏像など珍しい展示品が。
■神戸市立博物館
特別展「須磨の歴史と文化展―受け継がれる記憶―」、企画展―太山寺展」
国宝は矢野荘学衆方代官秀恵注進状。仏像では普賢十羅刹女傑 (重文・
福祥寺) 、聖観音立像(重文・妙法寺)、十一面観音立像(重文・須磨寺)
ほか。 注目は両界曼荼羅(神戸市指定文化財 )。
須磨の関、松風・村雨、菅原道真、光源氏、敦盛と直実にまつわる絵巻や
曼荼羅、色紙帖など。
(須磨寺の秘仏本尊ご開帳に行く予定だったが、インフルエンザにかかった
ため断念! )

11日
■勝尾寺

14日
★北野天満宮
★京都御苑の梅林

<3月>
5日
●東大寺二月堂 修二会
●唐招提寺

13日
すわり仕事が続き、足のコンディションがかなり不調だったので、1日だけ
休んで京都御苑で花を見るなどしてとにかく歩く。
★東寺灌頂院(京の冬の旅より。曼荼羅、法具など)
★京都国立博物館
★京都御苑(梅林・桃林)



20日
古都散策ではないが、足のコンディション回復のために六甲山へ。
西おたふく山~六甲ガーデンテラス(陵雲台)~石切道を
休憩はさんで6時間かけて歩いた。
ネコヤナギの芽吹きの最中で数パターンを比べてみてプロセスがよくわかった。



コースの中に桜はなく、ミツバツツジの紫がかったピンクの花が可愛かった。
冬からの椿の花がまだ咲いていたし、散ってもいた。



このソフトクリームに隠れた場所に家が見えた!




26日
仕事が早く終わったので、思い切って午後3時頃から布引あたりを散策。
北野天満神社、徳光院、北野道(布引~北野町)。
帰りに岡本桜守公園に寄ってみたが、桜はほとんど咲いていなかった。
ササベザクラは1本の木が開花し始めていて、ほんの少しだけれど、
初めて花びらを見ることができた。
午後6時を過ぎていたので暗いナァ~。もっと早い時間に行きなさい。




<4月>
2日
★墨染寺(京都)
平安時代の伝説が残る寺。平安時代、太政大臣藤原基経が亡くなり、この地
に葬られたのを悲しんで、歌人の上野峯雄が詠んだ歌が
「深草の野辺の桜の心あれば 今年ばかりは墨染に咲け」。この辺にはえて
いた桜はいっせいに薄墨色に染まったそう。
おめあての墨染桜はまだだった。一輪だけがそれも3部咲きぐらいで、来るの
が早すぎたようだ。
ソメイヨシノは満開だった。小説「櫻守」に出てきたときと違って、とても
桜を大切にしているお寺だと思った。





★上品蓮台寺(京都)
こちらも枝垂れ桜はまだだった。
観光バスが停まっていたり、団体で訪れたり、人がけっこう多かった。









10日
奈良散策。
●弘仁寺



弘仁寺にお参りしたところ、ご本尊が虚空蔵菩薩ゆえ、子供連れの祈祷参内者
が絶えず全く拝観できず。境内を歩くのみだった。続けて帯解寺に向かった
ところ「戌の日」のため大勢の人であふれかえり境内にも入れず。
<教訓>
本尊が虚空蔵菩薩のお寺は要事前確認。安産祈祷の寺の戌の日は避けるべし。

気を取り直して奈良公園方面に移動。途中、弘仁寺の近くで電子技法栽培の
イチゴ直売所がにぎわっていた。が、先を急ぐ。

●釆女神社
4月の文楽の演目にちなんで、猿沢池のほとりにある釆女神社へ。
以前は閉まっていてお参りできなかったと思うが、この日はしっかり
お参りできた。縁結びの絵馬だったか、おみくじかが売られて変貌ぶり
に驚いた。仲秋の祭典では二隻の船が猿沢池に浮かぶらしい。
(文楽の「妹背山婦女庭訓」と違って、謡曲の「釆女」では釆女は本当に
入水したことになっているようだ。)



本日の最大のお目当ては、絵巻。
奈良国立博物館にて「国宝 信貴山縁起絵巻 朝護孫子寺と毘沙門天王
信仰の至宝」展鑑賞。
エントランス入ってすぐの吹き抜け上方に、山崎長者巻に登場する米俵が
数個ぶら下がっていた。ワクワク~♪
今回は山崎長者巻、延喜加持巻、尼公巻の全三巻がすべて一挙に見ら
れる貴重な機会。第一会場が少し混んでいたので、第二会場に進み、先に
解説映像を見ておいた。再度第一会場に戻り、現物を拝見すると内容が
よくわかって面白かった。



<山崎長者巻>
信貴山で修行をする命蓮上人。山崎長者が上人を無視したので、托鉢
の鉢を長者の家に飛ばしたら、米が倉ごと運ばれてゆく様子や、逆に
米俵だけが帰ってゆくくだり。途中、上空からのアングルに変わっている
ところも楽しい。
<延喜加持巻>
帝(醍醐天皇)の病を治してほしいと勅使が上人にお願いに行ったところ、
山に居ながらにして治すという。加持祈祷を山で行い、代わりに帝のもと
に派遣されたのは剣鎧護法童子~剣をまとう童子。その風貌がすごい! 
まるでスケボーのように勢いよく回る輪宝にのって大空を翔けてくるところ
かっこいい~。
<尼公巻>
弟に会いたいと、上人の姉の尼公が信濃から旅してやってきて、東大寺
の大仏さまの前で一夜を明かす様子がアニメのように描かれている。
お告げの中で弟の上人の居所をきく様子に感動。いまの大仏様とは違う、
面長の大仏さまの素敵なお顔も確かめられた。
絵巻以外には、信貴山にある朝護孫子寺の寺宝の数々。
鳥獣戯画のような混雑はなくて、ゆっくり見られてほんとにいい展示だった。




16日
特別拝観のほか、目的があって須磨寺へ。
■須磨寺
「ちょこっと関西 歴史たび 特別企画」
・宝物館
木造十一面観音立像(重文、通常は本堂内陣に安置されている)、
一の谷合戦屏風、錦絵、青葉の笛(通常展示と同じ)など。
・「三重塔」特別開扉
・本堂「六観音」特別公開(扉が開いているが、遠くから拝観)

24日
京都国立博物館にて「禅-心をかたちに-」展。
臨済宗・黄檗宗の源流に位置する高僧、臨済義玄(りんざいぎげん)禅師
の1150年遠諱であり、日本臨済宗中興の祖、白隠慧鶴禅師の250年遠諱を
記念する展覧会。臨済・黄檗両宗15派の各本山や末寺、塔頭に伝わる寺宝
を一挙公開。戦国武将との関わりも深く、大名の庇護を受けて繁栄した様子
もわかる。国宝の「無準師範像」ほか、「達磨像」など白隠慧鶴による
ユーモラスでわかりやすい絵が数点。萬福寺の「羅怙羅尊者」坐像は、顔は
醜いが心には仏が宿っていることを自分の胸を開いてみせている。(映画
「トータル・リコール」に出てくるクワトーより萬福寺のほうが早かった♪)
「禅寺一斉拝観」の天授庵で公開予定だった長谷川等伯の襖絵(重文)も
こちらの展覧会に出陳されていた。
博物館の庭に出てほぼ最後のお花見。オオシマザクラの花びらが芝の緑の
上にふわっと散って美しい。そこにふわっと降り立ったシギが優雅に散歩
・・・いや餌さがし。博物館の庭は貴重なやすらぎの場でもある。

「宗祖・臨済禅師1150年/中興祖・白隠禅師250年遠諱記 禅寺一斉拝観」
のリストの中から、今まで行ったことのない「正伝永源院」を拝観。建仁寺
の塔頭で場所も建仁寺の隣りに位置する。元は正伝院と永源庵の二つの寺
だったのが、廃仏毀釈運動によりひとつになった。茶人として名を馳せた
織田有楽斎の墓所がある。
池泉観賞式の庭園には禅の『心』の字を表した池がある。境内には有楽斎
が建てた国宝の茶室「如庵」が復元されていて、独特の設えの窓や壁、部屋
の様子が間近で見られた。
「永源庵」は細川家の始祖細川頼有以後の菩提寺で、細川護熙氏による
「秋聲」 図襖も見られた。

<5月>
1日
琵琶湖の周辺、永原と高島を散策。
■黒山石仏群
■徳円寺(馬頭観音立像)
■大浦十一面腹帯観音堂(十一面観音菩薩立像)
前日に事前連絡。世話方さんがとてもよくしてくださり、黒山石仏群
に案内してくださったほか、徳円寺さんにも連絡をとってくださった。
なかなか来れない場所なのでたくさん拝観できて心より感謝です♪
腹帯観音さまは本で写真を見ていた時の印象よりも大きく、存在感が
あった。高さ1.6mの榧の木の一木彫りで、伝教大師作と伝わる。
織田信長の焼き討ちによる兵火にあった際、境内の蓮池に投げて難を
逃れたとのこと。88年後に池底を探したところ、泥中から無事見つ
かったらしい。その時、泥を拭いたり介抱に使った布をその後、出産
の際に使ったところ安産だった。以来、安産祈願の信仰の対象に。
この観音さまの腹に巻いた布を妊婦が腹に巻くと安産になると言われ、
全国から安産祈願に来られるとのこと。この日もコルセットが巻かれ
ていていかにもご利益がありそうだった。実際に腹帯を巻いたりはず
したりする際、手を触れないといけないため、重文指定にはならないそう。
でも、美術品としてではなく、全国からの祈りをその身にまとう観音
さまは見ればみるほど優しいお顔をしておられる。なによりも観音さま
がうれしそうに微笑んでおられるように感じる。こちらもまた、なか
なか去りがたい観音さまなのだった。
■善隆寺(和蔵堂 十一面観世音立像・阿弥陀仏頭はいずれも重文)
■白髭神社

4日
「平成28年度春期京都非公開文化財特別公開」より
醍醐周辺と伏見散策。
★善願寺
★法界寺
★恵福寺
★長建寺
★御香宮神社

5日
神戸お墓参り。

8日
伊丹の昆陽池周辺を歩く。
■昆陽寺







15日
山本~宝塚の巡礼街道を歩く。

22日
舞鶴散策。早すぎるランチ、遅いカフェを東舞鶴で。
(参道にあるはずの流々亭が見つからなかった~。)
■松尾寺(馬頭観音お前立ち、宝物殿)
ご本尊の馬頭観音さまは拝観できず。若狭三馬頭のひとつで、あとの2寺
は拝観できたので、次にご開帳の機会があれば再訪したいと思う。



宝物殿の拝観を申し込むと、ご住職がとても丁寧に説明してくださった。
細かくてよく見えない部分は拡大画像のパネルを用意されていたり、
展示替えのために見られない寺宝については写真を見せてくださったり。
快慶作の阿弥陀さまは実際にはそれほど大きくはなかったが、気品と風格
に満ちてどっしりした印象だった。
 宝物殿(絵画 普賢延命菩薩像・国宝、快慶作の阿弥陀如来坐像・重文、
 絵画 如意輪観音像 書跡 西国巡礼縁起 ほか)





■金剛院(宝物館、三重塔・重文 ほか)



宝物館は前日に電話予約。当日、ご住職が丁寧に説明してくださった。
こちらの質問にも細かく答えてくださり、ありがたいかぎり。
なかでも快慶作の深沙大将と執金剛神像に感激!後年の作を拝観したこと
があるだけに、目の前の像との隔たりに驚き、興奮してしまった。どちら
もすごいし、どちらも仏師のただならぬ力を感じる。そして、ここ金剛院
の深沙大将と執金剛神像は今まで見た快慶とは全く違っていた。ごつごつ
した感じで、筋肉などひじょうにリアルに造られている。特に深沙大将は
興福寺の天燈鬼によく似ていた。この作風のギャップ、いったい快慶に何
が起きたのだろうとさえ思ってしまう。
そのほか阿弥陀如来像、二天像、仁王像など重文の数々。秘仏のご本尊で
ある波切不動明王は節分の日のみ開帳のためパネル写真で拝見。

柿葺きの美しい三重塔、長い石段の上にある本堂と、それに連なる舞台造り
の雲山閣。このあたりの情景は三島由紀夫の『金閣寺』に登場する。
水上勉の五番町夕霧楼は読んだのに、こちらは未読だったため、帰って
すぐに本を買って読んだ。さきほどの深沙大将と執金剛神像が表紙になって
いる本も買った。おかげで紅葉の季節でもないのに忘れられない寺となった。







<6月>
5日
■総持寺
西国三十三カ所草創1300年記念
本堂(地蔵焔魔堂秘仏 地蔵菩薩・閻魔王特別公開)
※ご本尊の観音さまは拝観できず。
開山藤原山蔭卿が庖丁道の創始者であることから、毎年4月18日に古式に則り、
山蔭流庖丁式が執り行われる。
※時間が合えば、昼食には貞寿庵の蕎麦がよさそうだ。

11日
亀岡散策
★走田神社
★穴太寺(西国二十一番)
本堂 ご本尊・聖観世音菩薩、釈迦涅槃像(なで佛)
釈迦涅槃像には布団がかけられているので、これをめくって体の悪いところを
なでてお祈りする。今まで見たがことなくとても不思議な感じがした。
特別拝観 安寿姫厨子王丸伝説「厨子王丸肌守御本尊」
厨子王丸肌守御本尊は本当に小さな仏像がお厨子に入っており、よく見えなかった。
安寿姫厨子王丸伝説というのだが、おそらく似た境遇の人たちが他にもいて、その
うちの一人がこのお寺に身を寄せたのであろうと考えられる。
他に庭園見学。

18日
この日は3万歩歩いた。紫陽花がきれいだった。
■中山寺
本堂(御本尊ご開帳、薬師堂秘仏 薬師三尊)
西国三十三カ所の特別公開・寺宝展(秀頼寄進の寺宝、太子信仰の仏像ほか)
■勝尾寺(御本尊ご開帳)
毎月18日に開帳になるというご本尊の千手観音さま。祈祷以外では内陣には
入れないが、扉の外からでもかなり大きい像に見えた。現在のご本尊はお顔も
衣の彫り方も本の写真で見たものとは違っており、秘仏の千手観音さまでは
ないことがわかった。6/1〜6/30の土日のみ、西国三十三カ所の特別公開と
して、薬師三尊も本堂で拝観できた。(三体が同じ厨子におさまっており、
重文の薬師三尊かどうかは、遠すぎるのとお像が小さいのとで不明。)
このお寺の紫陽花が最も美しい時季を選んでの公開。アナベルという名前の緑
がかった白の紫陽花が梅雨映えのするきれいさだった。







箕面駅からの行き帰りはハイキング。箕面の滝〜自然探求路4号線・5号線を
利用。勝尾寺が昔、村との境界を示すものとして置いた増長天の石蔵がある
らしいが、場所がわからなかった。帰りに寄った箕面ビジターセンターに
勝尾寺の八天石蔵についての写真、資料をはじめ、千手観音菩薩立像
(平安初期・大阪府指定文化財・・・秘仏の本で見た千手観音さま♪)、
薬師三尊像(平安初期・重要文化財)の写真があった。八天石蔵とはお寺と
村との境界8カ所に石蔵を置き、その中に四天王像・四明王像の8体の仏像が
納められていたというもの。その仏像は現在、勝尾寺の「宝物館」に安置され
ているそうだ。
※メモ
2016年8月6日より土日祝のみ「箕面駅~勝尾寺」間の直行バス運行開始。
11月と年始は運休。(それまでは千里中央駅発の路線バスしかなかった。)

26日
京都国立博物館「特集陳列 徳川家康没後四百年記念 徳川将軍家と京都の
寺社─知恩院を中心に─」「定朝様と慶派の仏像」(長源寺 薬師如来立像、
透玄寺 如意輪観音坐像、浄土宗 阿弥陀如来立像・行快作ほか)

★藤森神社
紫陽花苑、宝物殿(武具、馬の博物館など)

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