京都の長谷川等伯展も見たし。
奈良の大遣唐使展にも行ったし。
家人と遊ぶ「連休 古都編」はどうしよう?
そうだ! 法華寺、行こう。
我が家のメモボードになにげに「法華寺」と書いてあるやん♪
そういえば海龍王寺も近くにあるよー。
というワケで、奈良の平城宮跡の東側。
法華寺と海龍王寺の両寺に十一面観音像を訪ねることに。
どちらも5月9日まで春季特別公開の真っ最中。
(アップが間に合わなかったのがザンネン!!)
●法華寺
拝観料1000円!
に一瞬ン?となった私だけど(笑)、本堂に入り、十一面観音立像の
前に立ってニマ~ッとなってしまった。
きれいやなあ~♪ 優しいお顔やなあ~♪
本堂がほの暗いので、厨子の中におさまった観音様は接近しないとよ
く見えない。みると「どうぞお近くでご覧ください」と書かれている
じゃないのぉ。もちろん、ググッと接近。
観音様は写真で見る印象よりもずっと小ぶりだった。
ふくよかなお顔はそのままだけど、お体は思ったよりもスレンダー。
灯明で照らされたお顔には陰影があり、それだけで神々しい感じ。
こちらは国宝中の傑作で、光明皇后のお姿をうつしたものだそう。
見れば見るほど柔和で慈愛にあふれている。と同時にどこか身近な感
じがした。やはり生身のお姿をうつしたせいだろうか。
両肩にかかった髪は外にはね、腰は軽くひねって、左手には水瓶を持
ち、長く伸びた右手の指は・・・衣の裾をピッとつまんでいる?
じゃあない、つまんでいるように見えるけど施無畏印なのですね。
光背が丸とか炎とかじゃなく、さまざまな形の蓮の葉というのも独特。
しばらくぼーっと見てから、外の庭園を回った後、もう1回観音様の
お顔を拝見しに本堂にもどってしまいました♪
この日はお天気がよく風はそよそよ。境内でお弁当を買って敷地内の
オープンエアな場所でほんまのソトゴハン。あ~、いい気持ち!
それから、光明皇后が薬草を煎じた蒸気で多くの人々を救済したとい
う「浴室(からふろ)」、月ヶ瀬村から民家を移築した「光月亭」を
ぐるっと回った後、約750種の珍しい花木・草花がある「華樂園」へ。
華樂園がまた楽しいところで、歌舞伎で知った先代萩や、黒い臘梅、
仏手柑(ぶっしゅかん)などを見つけてウキャ~♪
おかげさまで拝観料以上(笑)の時間を過ごさせて頂きました!
■公式サイトはこちら
最寄駅/近鉄新大宮駅から徒歩約20分 「法華寺」バス停から約3分
駐車場あり
●海龍王寺
法華寺から歩いて約5分。めざすは十一面観音菩薩立像。
「法華寺」バス停の向こう、道路に面して風情ある立派な表門が見え
てきましたよ。これは四脚門という形だそう。
拝観料500円を払ってすぐ、右手にある本堂へ。
目に飛び込んできた観音様は、ヒャアお顔が小さい!
ていうかプロポーションが抜群だあ~。
さらに近づいてみると、その鮮やかな色調にびっくり。
これが鎌倉時代のものとは信じられないほどの保存状態。
昭和28年まで公開されることのない仏像だったそうで、ナットク。
人が近づくとかすかな床の振動に合わせて、観音様が身につけている
装飾品がチロチロと揺れ、その揺れ方で細工の細かさに気づいたり。
法華寺と同じくこちらも光明皇后ゆかりのお寺なんですね。
海龍王寺の観音様は光明皇后が自ら刻まれたという十一面観音像をも
とに慶派の仏師により造立されたもの。木の上に塗られた金泥といい、
襞までわかる衣に彩色された朱や緑青の色といい、本当に鮮やか。
重要文化財なのも頷けます。
観音様の外陣にある文殊菩薩像や毘沙門天像も拝見して出ようとする
と、出口付近でしきりに話し込んでおられる女性が。
お相手はご住職さん。
そのあともひっきりなしに誰かが話をしに寄ってきて、ご住職が一人
一人の質問に丁寧に答えておられました。
帰宅してホームページでチェックしてみると、ご住職自らムービーに
登場。お寺の説明やオンライン法話はもとより、ブログもこまめに更
新され、さらにTwitterまでされているじゃないですか!
な~るほど~。
ブログやTwitterだとお寺が一段と身近に感じられそう。
(興味のある人は「海龍王寺住職のブログ」で検索してみてね。)
あ、忘れてた!お寺ではもう一つ。西金堂にある小五重塔も必見です。
■公式サイトはこちら
最寄駅/近鉄新大宮駅から徒歩約15分 「法華寺」バス停から約1分
二体の十一面観音様を堪能した1日。満足、マンゾク。
奈良の大遣唐使展にも行ったし。
家人と遊ぶ「連休 古都編」はどうしよう?
そうだ! 法華寺、行こう。
我が家のメモボードになにげに「法華寺」と書いてあるやん♪
そういえば海龍王寺も近くにあるよー。
というワケで、奈良の平城宮跡の東側。
法華寺と海龍王寺の両寺に十一面観音像を訪ねることに。
どちらも5月9日まで春季特別公開の真っ最中。
(アップが間に合わなかったのがザンネン!!)
●法華寺
拝観料1000円!
に一瞬ン?となった私だけど(笑)、本堂に入り、十一面観音立像の
前に立ってニマ~ッとなってしまった。
きれいやなあ~♪ 優しいお顔やなあ~♪
本堂がほの暗いので、厨子の中におさまった観音様は接近しないとよ
く見えない。みると「どうぞお近くでご覧ください」と書かれている
じゃないのぉ。もちろん、ググッと接近。
観音様は写真で見る印象よりもずっと小ぶりだった。
ふくよかなお顔はそのままだけど、お体は思ったよりもスレンダー。
灯明で照らされたお顔には陰影があり、それだけで神々しい感じ。
こちらは国宝中の傑作で、光明皇后のお姿をうつしたものだそう。
見れば見るほど柔和で慈愛にあふれている。と同時にどこか身近な感
じがした。やはり生身のお姿をうつしたせいだろうか。
両肩にかかった髪は外にはね、腰は軽くひねって、左手には水瓶を持
ち、長く伸びた右手の指は・・・衣の裾をピッとつまんでいる?
じゃあない、つまんでいるように見えるけど施無畏印なのですね。
光背が丸とか炎とかじゃなく、さまざまな形の蓮の葉というのも独特。
しばらくぼーっと見てから、外の庭園を回った後、もう1回観音様の
お顔を拝見しに本堂にもどってしまいました♪
この日はお天気がよく風はそよそよ。境内でお弁当を買って敷地内の
オープンエアな場所でほんまのソトゴハン。あ~、いい気持ち!
それから、光明皇后が薬草を煎じた蒸気で多くの人々を救済したとい
う「浴室(からふろ)」、月ヶ瀬村から民家を移築した「光月亭」を
ぐるっと回った後、約750種の珍しい花木・草花がある「華樂園」へ。
華樂園がまた楽しいところで、歌舞伎で知った先代萩や、黒い臘梅、
仏手柑(ぶっしゅかん)などを見つけてウキャ~♪
おかげさまで拝観料以上(笑)の時間を過ごさせて頂きました!
■公式サイトはこちら
最寄駅/近鉄新大宮駅から徒歩約20分 「法華寺」バス停から約3分
駐車場あり
●海龍王寺
法華寺から歩いて約5分。めざすは十一面観音菩薩立像。
「法華寺」バス停の向こう、道路に面して風情ある立派な表門が見え
てきましたよ。これは四脚門という形だそう。
拝観料500円を払ってすぐ、右手にある本堂へ。
目に飛び込んできた観音様は、ヒャアお顔が小さい!
ていうかプロポーションが抜群だあ~。
さらに近づいてみると、その鮮やかな色調にびっくり。
これが鎌倉時代のものとは信じられないほどの保存状態。
昭和28年まで公開されることのない仏像だったそうで、ナットク。
人が近づくとかすかな床の振動に合わせて、観音様が身につけている
装飾品がチロチロと揺れ、その揺れ方で細工の細かさに気づいたり。
法華寺と同じくこちらも光明皇后ゆかりのお寺なんですね。
海龍王寺の観音様は光明皇后が自ら刻まれたという十一面観音像をも
とに慶派の仏師により造立されたもの。木の上に塗られた金泥といい、
襞までわかる衣に彩色された朱や緑青の色といい、本当に鮮やか。
重要文化財なのも頷けます。
観音様の外陣にある文殊菩薩像や毘沙門天像も拝見して出ようとする
と、出口付近でしきりに話し込んでおられる女性が。
お相手はご住職さん。
そのあともひっきりなしに誰かが話をしに寄ってきて、ご住職が一人
一人の質問に丁寧に答えておられました。
帰宅してホームページでチェックしてみると、ご住職自らムービーに
登場。お寺の説明やオンライン法話はもとより、ブログもこまめに更
新され、さらにTwitterまでされているじゃないですか!
な~るほど~。
ブログやTwitterだとお寺が一段と身近に感じられそう。
(興味のある人は「海龍王寺住職のブログ」で検索してみてね。)
あ、忘れてた!お寺ではもう一つ。西金堂にある小五重塔も必見です。
■公式サイトはこちら
最寄駅/近鉄新大宮駅から徒歩約15分 「法華寺」バス停から約1分
二体の十一面観音様を堪能した1日。満足、マンゾク。