月岡芳年が女性のしぐさを ~~そう と描いた美人画
「風俗三十二相」より
十九 『じれったさう 』
嘉永年間(1848~1853) 鳶妻(あねご)の風俗
明治廿一年二月十二日印刷
江戸時代の消火は周囲の建物を破壊して
延焼を防止する破壊消防だったため
素早い家屋解体が出来る鳶=町火消でした。
いなせな姐さんの髷は何と言う結い方だったかな?
んーっと、ええいじれったい。
二十 『 たのしんでゐさう 』
嘉永年間(1848~1853) 師匠之風俗
明治廿一年十一月三日印刷
幕末近く、三味線の先生は女性の仕事として定着しており
女の子の習い事としても大人気でした。女の子だけではありませんね
時代劇でも若旦さんが熱心に三味線の稽古に通うシーンがよく見うけられます。
はてさて、お師匠さんが見やる今日の生徒はどなたでしょう?