月岡芳年が女性のしぐさを ~~そう と描いた美人画
「風俗三十二相」より
廿七 『 暗さう 』
明治年間(1868~1912) 妻君の風俗
明治廿一年三月十三日印刷
肩をはだけ、乱れ髪姿で行燈に火をつける奥さん
明治中期になると東京市内のほとんどが石油ランプによる
燈火に変わって来たという書き物も見受けられますが
一般庶民の家庭ではまだまだ行燈だったんですね。
行燈の明るさは豆電球くらいとか
行燈→ランプと来た後、東京市内に電灯が普及したのが
大正11年頃と言われていていますが
我々には電気なしでの生活は到底無理ですね。
廿八 『 あぶなさう 』
明治年間(1868~1912) 当時芸妓の風俗
明治廿一年五月一日印刷
着物の裾を持つ芸者さん
この絵の状況がつかめないのですが
下げた目線から足もとがあぶなそうなのは確かですね
草履が。。。