オオカミになりたい(遺言)

ずっとそばにいるよ

風俗三十二相 暗そう/あぶなそう

2018-01-18 | 風俗三十二相

月岡芳年が女性のしぐさを ~~そう と描いた美人画

「風俗三十二相」より

 

廿七 『 暗さう 』 

明治年間(1868~1912) 妻君の風俗

明治廿一年三月十三日印刷


 

肩をはだけ、乱れ髪姿で行燈に火をつける奥さん

 

明治中期になると東京市内のほとんどが石油ランプによる

燈火に変わって来たという書き物も見受けられますが

一般庶民の家庭ではまだまだ行燈だったんですね。

行燈の明るさは豆電球くらいとか

行燈→ランプと来た後、東京市内に電灯が普及したのが

大正11年頃と言われていていますが

我々には電気なしでの生活は到底無理ですね。

 

 

廿八 『 あぶなさう 』 

明治年間(1868~1912) 当時芸妓の風俗

明治廿一年五月一日印刷


 

 着物の裾を持つ芸者さん

この絵の状況がつかめないのですが

下げた目線から足もとがあぶなそうなのは確かですね

草履が。。。