歩き方な話

昨日、久し振りに売店のお得意様が来店されました。
いつもはご夫婦で来られるのに、今日は、旦那様だけで…。

私：『今日は、奥様は？』
お客様：『奥さんは、畑仕事しよるよ。週末になったら、奥さんの実家に畑があるけん、そこに米と野菜を作りに行くんよ～。』

へぇ～
憧れの『週末田舎暮らし』ってやつですね。

ちなみにこの旦那様。
本当に、人生を謳歌されていて、その奥様の実家では、ボランティアに入っているし、山岳倶楽部にも入っていて、明日は、パソコン同好会、来週は、病気にならないための講演会パート２を聞きに行くそうな。。。
（ちなみに、今日は、講演会パート１を聞きに行った帰りです。）

私：『聞くだけでも、めちゃめちゃ忙しそうですね～（笑）仕事されてた時より、お忙しいんじゃありませんか？』
お客様：『忙しいね～。実は、来月で７０歳になるんよ～。こんな年寄りでも誰かの為に役立ちたいと思ってね～。米作りやボランティアは、そんな想いからなんよ～』


素晴らしいっっっっっ

実は、前の職場にもボランティアガイドさんがいて、ほっとんどの方が、『誰かの役に立ちたい』『こんな自分でも一つのことを誰かに教えてあげられたら』という想いでボランティアをされてました。

こんなお世話になったボランティアさんの想いが、私が転職するきっかけの一つでもあるんですけどね。

すごいですよね～。皆さん。

今から思えば、前々職の局長も、ある意味すごい夢追い人だったなぁって思う。

局長は、一旦、本業を定年退職されて嘱託みたいな立場で『局長』になったんですが、局長という仕事はほとんどしてなかった気が…（笑）
仕事に関しては、ほんま尊敬出来ん人じゃったけど（笑）、趣味…、いや、副業がミュージシャンだったからね…
若い時は、どうしても音楽をやりたくて、職場の人にバレないように、付けひげとカツラをかぶり、本通りで『ストリート』をしてたそうなんです（笑）
４０年前のストリートって…。
すごい人だよ。まったく。
結局、職場の人にバレて、減給をくらったそうです…

でも、６４歳の時点で、バンドを５つ持って活動してましたからね～
主にハワイアンバンドだったけど、ウクレレはもちろん、アコギの腕前もかなりのもんでした。おまけに、かなり甘～い声の持ち主なので、おばちゃんファンがぶち多かったです。

ある日、夕方からバンド練習があるとかで、ギターを持ってきてて、それを私が見せて下さいよ～って言ったのが事の始まりで…。

オンステージ、始められました…
局長：『盛ちゃんが知ってる曲を弾くね～
　　　　亜麻色のぉ～長い髪を～風がや～さしく包むぅ～』

朝の９時に、そんな甘色の～優しい声で～と唄われても…である

こんな局長。
今でも、かなりのステージをこなしているようです。
去年の夏は、過去最高のステージをこなしたそうで、喜びのメールをいただきました。

これも一つの憧れの人生の歩き方である（笑）

私の周りのオジサンは、こんな素敵な人生を歩いてるのです。
若い私達も、負けてはいられませんよ～。
人生、まだまだ。
自分の道をちゃんと歩けてますか？