岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

11月議会で質問(その2)

2017-12-18 | 県政に関する活動
 11月議会の質問(その2)

 里山を壊してメガソーラーを建設する問題について質問しました。大規模に樹木を伐採しメガソーラーを建設することは、土砂災害の危険、水害の危険、動植物の生息、そして住環境などに深刻な影響をもたらします。それでもメガソーラーのための開発を認めるのか質問しました。

 そもそも再生可能エネルギーは、地球温暖化防止対策として、さらに原発に代わる安全・安心、環境にやさしいエネルギーを確保するために、一気に注目されることとなりました。それ自体は大いに歓迎すべきものです。
 しかし、里山を開発してソーラーパネルを設置する場合、木々の緑で覆われたのどかな里山が、ある日を境に樹木が伐採され、地肌がむき出しになる、やがて真っ黒なソーラーパネルで覆われる、その近くで生活する人々は、少なくとも太陽光パネルの耐用年数とされる20年くらいは、生活環境でも、精神面でも、大きな負荷・苦痛を受けることになります。このようなメガソーラーのために、住民の生活環境や防災対策が犠牲にされたり、住民に安全で豊かな暮らしをもたらしてきた里山や自然を壊してしまうことが、適切・賢明な判断でしょうか。
 
 知事は、「再生可能エネルギーの普及にあたっては、地域と調和した形で導入されることが重要であり、防災・安全対策をはじめ、地域の自然環境や景観などに十分配慮しながら進める必要があると考えている」と答弁しました。

 しかし、環境アセスメントの義務付けを求めたことに対しては、「関係法や県独自の条例による規制があり、現段階では環境アセスの対象にすることは考えていない」とこたえ、住環境や自然環境に深刻な影響を及ぼす可能性がある計画は許可しないよう求めたことに対しては、「国のガイドラインや関係法令にもとづき、国や市町村とも連携しながら地域住民の生活や環境が脅かされることのないよう、適切に対応したい」と答弁しました。
 設置を認めないことも含めた「対応」ならば良いのですが、設置を認めたうえでの「対応」という可能性が大です。今後、自然環境や住環境を脅かし、災害の可能性を高める開発は許さないために、住民のみなさんとの運動もますます強めなければと思っています。
 
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